MVをチェック!

2006年にグラミー賞の「最優秀レコード賞」を受賞したこの曲。

アウトローなパンクロックバンドとしては珍しいことですね。

このMVでも2005年にはMTVのアワードで「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

古いフィルムに似せた画面の傷やクラッシックカーなどの登場でビンテージ風に仕上がっています。

映画の「理由なき反抗」のテイストでしょうか?

この楽曲歌詞の内容も気になるところです。

次で考察していきたいと思います。

歌詞和訳と考察

先の見えない不安

Green Day【Boulevard of Broken Dreams】歌詞を和訳して意味を解説!の画像

I walk a lonely road
The only one that I have ever known
Don’t know where it goes
But it’s only me and I walk alone

出典: Boulevard Of Broken Dreams/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Green Day

僕はこの道を歩く

僕が知っているのはこの道だけ

あてどなく歩く

だけどここには僕しかいない

ただひとり

(解釈)

何処に続くのかわからない道を歩く様子が窺えます。

ですが何故僕がここを歩いているのかはわかっているのです。

そしてこの場所から歩き出すことで先の見えない不安が彼にのしかかっています。

この先行く場所が定まらないことで心のバランスが取れなくなりひとりだと感じているようです。

不安孤独はいつも一緒にいます。 

この時彼は何を考えていたのでしょうか。 

夢破れた街

Green Day【Boulevard of Broken Dreams】歌詞を和訳して意味を解説!の画像

I walk this empty street
On the boulevard of broken dreams
Where the city sleeps
And I’m the only one, and I walk alone

出典: Boulevard Of Broken Dreams/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Green Day

誰もいないこの道を僕は歩く

破れた夢のメインストリート

街が眠りにつく頃

僕はたったひとり、ひとりで歩く

「解釈」

街のメインとなるような大きな通りはいつも大きな夢を持った人達で溢れかえっています。

僕もここの一員だったはずです。

今はこの道の上でさえ自分はひとりだと感じているのでしょうか。

孤独感というのはひとりでいることで感じるわけではありません。

自分がひとりだと感じることで起きる感情です。

いわゆる疎外感ですね。

通常ですとこの疎外感は多数の他人に囲まれた時に感じられます。

ですから彼はここである意味、反対のことをしているのです。

希望もなくし真っ暗な道をひとりで歩くことで自分の存在確認をしています。

どのような理由で自分と向き合おうとしているのでしょう?

そしてこの場所はアメリカンドリームの象徴である「サンセット大通り」の俗称ともいわれています。

よく使われる表現のようです。

ただひとりで歩くだけ

Green Day【Boulevard of Broken Dreams】歌詞を和訳して意味を解説!の画像

I walk alone, I walk alone
I walk alone and Iwalk alone

出典: Boulevard Of Broken Dreams/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Green Day

ひとりで歩く

ただひとりで歩くだけ…

「解釈」

繰り返されるフレーズですが、この曲が進むにつれて「ひとり」という意味も変化していきます。

本当は自分が「ひとり」ではないことを知っている。

Green Day【Boulevard of Broken Dreams】歌詞を和訳して意味を解説!の画像

My shadow’s the only one that walks beside me
My shallow heart’s the only thing that’s beating
Sometimes I wish someone out there will find me
Till then I walk alone

出典: Boulevard Of Broken Dreams/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Green Day

僕のそばにいるのは影だけ

僕の薄っぺらな心はやられっぱなし

誰かが僕をみつけてくれるまで

僕はひとりでいいよ

「解釈」

今は僕の傷ついた心を癒してくれる人はいないけれどこのくらい平気だと言っていますね。

僕のそばにいてくれるのは影しかいないと言いながらも歩き続けています。 

ひとりでいることには意味があるようです。