立ち向かう意志

Green Day【Boulevard of Broken Dreams】歌詞を和訳して意味を解説!の画像

I’m walking down the line
That divides me somewhere in my mind
On the border line of the edge
And where I walk alone

出典: Boulevard Of Broken Dreams/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Green Day

この道を歩き続けると

この先の何処かで僕の心は引き裂かれる

僕はひとりで

この先の分かれ道まで歩く

「解釈」

人生においてひとりでいる時間が大切な時期があることをわかっていたようです。

そして未来を選択することは胸を引き裂かれるほど怖いのかもしれませんね。

もちろんいくら怖くても後戻りという選択肢はありません。

迎え来る未来に向かって慎重に歩みを進めているところです。

行き先は決まってはいないといいつつも心の準備はできています。

自分で考える時間があることで同じような失敗はしないはずです。

人生の選択肢

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Read between the lines
What’s fucked up and every thing’s all right
Check my vital signs to know I’m still alive
And I walk alone
I walk alone, I walk alone

出典: Boulevard Of Broken Dreams/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Green Day

僕はこの道の真ん中に立って

生きるためにどちらが失敗でどちらが成功かを

見極めるんだ

そして僕はひとりで歩く

「解釈」

歩みを進めながら、遂に道が分かれる場所まで来てしまいました。

人生の分岐点を道になぞらえていますね。

自分の人生を選ぶのは自分しかいません。

また生きていることを確かめられるのもこの瞬間だと感じているようです。

とても強く前向きな意志が伝わってきます。

そして未来を選べるのは若さの特権でもありますから実は幸せな選択権でもあるわけです。

そしてその道をくぐり抜けた先には必ず誰か待っていてくれます。

その時はもうひとりではありません。

まとめ~この曲が支持される理由

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この曲がこれほどまでに支持された理由はもうおわかりだと思います。

「ひとり」でいることを連呼していますが意志を持った「ひとり」なのです。

ひとりで歩くということは前に進むことでもあり、もう振り返らないということにも繋がります。

最初はまるで自暴自棄になって彷徨い歩いてるように見えましたが、やはりそれだけではありませんでした。

確かに仲間や恋人といることは幸せで楽しいことではありますね。

ですが人生の中でひとりでいる時間も必要ですし、ひとりでなくては成し遂げられないこともあります。

失恋で心が弱っている人などにとっても、解決のヒントになりそうです。

パンクバンドが歌うことで、ひとりでいることがカッコ悪いことではないと改めて認識できたかもしれません。

勇気づけられた人も多いのではないでしょうか。

また当時アメリカで一番問題となっていた「イラク戦争」のことも関係があるようです。

国民にとっても選択肢を迫られる危機感がありました。

この曲が収録されたアルバム「American Idiot」のジャケットもよく知られていますね。

ハートの形をした地雷から流れる血には強い反戦のメッセージが感じられます。

このアルバムも爆発的なセールス記録しました。

次はこのアルバム「American Idiot」の曲もご紹介します。

「American Idiot」の曲紹介

タイトル曲「American Idiot」

この曲はアルバムのタイトル曲です。

タイトルを訳すと「アメリカのばかやろう」みたいな感じでしょうか?

詞の内容ですが自国アメリカのことを思慮が足りないとかエイリアンだとか痛烈に批判しているようです。

彼らの本音をストレートに爆発させています。

そのために放送禁止用語もあり映像でも音が消されているところがわかりますね。

確かに元々はヨーロッパからの移民の国ですし民族同士のプライドの張り合いもあるでしょう。

聞いているとハラハラするようなところもありますが長引いた戦争の只中で深刻な時期だったのだと思います。

みんなで議論しようといっていますが確かに考えることは大切なことです。

「Holiday」

この曲はもっと過激で休日に寝てばかりいないで今からでもいいから闘おうといっています。

当時の政権にありったけの言葉で怒りをぶつけている内容です。

このアルバムのコンセプトの中ではひとりの人間のふたつの人格が現れます。

そのひとりがその当時の大統領の仲間になりすまし悪態をつくのです。

戦争を煽る言葉や差別用語などが飛び出します。

そしてその人格に反発する別の人格が登場するというものです。

弱者少数派の人達を守ろうとする彼らの器の大きさがよくわかり、グッとくる歌詞ですね。

ライブ映像がとても臨場感がありましたのでこちらをご紹介しました。

「シンプソン一家」と「Green Day」

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