長渕剛「乾杯」

長渕剛『乾杯』は○○に贈られた応援歌!?結婚式や卒業式で歌われることの多い歌詞の意味を徹底解説!の画像

3rdアルバム「乾杯」のタイトルシングル

「乾杯」は、1980年9月5日にリリースされた3rdアルバム「乾杯」の表題曲としてリリースされました。

長渕剛自身が初めてセルフプロデュースした作品でもあり、世の中の流れに巻き込まれないでオリジナルを貫き通す気持ちで作ったオリジナルアルバムです。

制作に1か月間という時間を使い、過去最高の出来と評するアルバムは、オリコン週間ランキングでは1位を獲得しました。

長渕剛流フォークの集大成といえるこのアルバムには、後にシングルカットとなる「ヒロイン」なども収録されています。

このアルバムに入っている「乾杯」は、今の歌い方とちょっと違い、癖のない素直な歌い方が魅力ですね。

1988年2月5日にリリースされた18thシングル

長渕剛『乾杯』は○○に贈られた応援歌!?結婚式や卒業式で歌われることの多い歌詞の意味を徹底解説!の画像

楽曲が発表されてからシングルリリースまで8年もの時をかけたこの曲ライブなどでは必ずといってもいいほど歌われており、本人にとっても思い入れの強い曲であることが分かりますね。

再度シングル化されるにあたって、レコーディングをし直しバラードソングに変更しました。「乾杯」といえばこの曲の雰囲気を思い出す人が多いと思います。

このシングルは、80万枚近い売上を誇りました。2曲目のオリコン週間ランキング1位獲得だけでなく、シングルチャート100圏内に93週ランクインするなどロングヒットし、1989年~1992年までJASRAC賞を受賞しています。

90年代以降には、小学校の音楽の教科書に掲載され、長渕剛の代表曲となりました。

シングルのカップリングには「THANK YOU WOMAN」が収録されています。

友人の結婚式のために書いた応援歌

結婚式で歌われることが多いこの楽曲ですが、それもそのはず!この曲は、長渕剛が地元の友人が結婚するときに祝福のつもりで書いた楽曲なんです。

結婚式という人生の門出にぴったりの楽曲で、知名度も抜群で、余興には今でも歌われていますよね。

この楽曲以外にも、アーティストが友人や家族のために書いた結婚式ソングは意外と多いんです。その一部をご紹介しましょう。

などなど、アーティストの愛が感じられる楽曲たちなので、ぜひ一度聞いてみてくださいね。

「乾杯」の歌詞

友と懐かしむ日々

かたい絆に 想いをよせて
語り尽くせぬ 青春の日々
時には傷つき 時には喜び
肩をたたきあった あの日

あれから どれくらいたったのだろう
沈む夕日を いくつ数えたろう
故郷の友は いまでも君の
心の中にいますか

出典: https://twitter.com/moumokunokokoro/status/913403359595438080

若い頃に出会った友人は、一生の友達だという言葉があります。お金やビジネスといったことに関係なく人として付き合ってきた仲間だから、大人になっても信頼できる固い絆があるんですよね。

長渕剛が楽曲を送った友人ともそういった仲だったのでしょう。青春時代で、思春期の悩みや苦しみ、つらいことを乗り越え共に喜び合ったあの時間を思い出しているようです。

その友人たちは大人になった今ではなかなか会えないかもしれないけれど、君をいつでも応援していると歌っているようです。

「乾杯」は結婚式だけでなく卒業式でもよく歌われている楽曲です。学校でみんなが知っている曲というのもあるでしょうが、この歌詞の様に今、横にいる友達は一生の友になるんだと教えてくれているようですね。

乾杯 今君は人生の
大きな 大きな 舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に 幸せあれ

出典: https://twitter.com/natsumeroiine/status/917391421178388480

スローなテンポで、短い言葉ながら心にぐっとくるフレーズですよね。

「君に幸せあれ」

どんな困難が待ち受けていようとも、君が自分の未来や生き方を自分の力で選び進んでいくのなら、僕たちは全力で君を応援しているよという愛が溢れた歌詞ですね。

どんな時でも、二人で歩いていけ