2010年4月にリリースされた、通算18枚目のシングル曲です。
8枚目のアルバム『アサイラム』に収録されています。
この前のアルバム『パルス』がリリースされたのが2008年9月のことでした。
そこからこの「戦う君よ」のシングルまで、1年半以上新曲のリリースがなかったのです。
彼らはその間ツアーをやっていましたし、精力的に活動していました。
しかしファンにとっては待望の新曲だったのです。
迷わすに信じる道を進もう、という力強い決意に満ちた曲です。
後半のクライマックスに向けてどんどんテンションが上がっていく様がスリリングですね。
上位に来るのは?
5位:未来
2003年1月にリリースされた5枚目のシングル曲です。
同年リリースの3rdアルバム『イキルサイノウ』に収録されています。
この曲は2003年に公開された映画『アカルイミライ』の主題歌でした。
『アカルイミライ』はオダギリジョー、浅野忠信などが出演しています。
監督は『クリーピー 偽りの隣人』、『散歩する侵略者』などで知られる黒沢清です。
THE BACK HORNの曲にタイアップがついたのはこれが初めてでした。
シリアスでまっすぐなメッセージをヘビーなサウンドで叩きつけるのがTHE BACK HORNの魅力です。
しかしこの「未来」は真摯なメッセージはそのままに、明るく爽やかなイメージがあります。
THE BACK HORNの曲の世界を広げた1曲と言えるのではないでしょうか。
4位:サニー
2001年4月にリリースされた、記念すべきメジャーデビューシングルです。
THE BACK HORNはインディーズ時代から注目されていましたから、その頃から聞いていたファンも多いでしょう。
しかし、多くの人にとってはこの曲がTHE BACK HORNとの出会いだったのです。
曲はスカっぽい裏打ちのギターが印象的で、軽快なテンポで始まります。
しかしそこで歌われている歌詞の重さ、サビで爆発するボーカルの熱量。
これは決してスルーすることのできないバンドだ、と一瞬で感じさせてくれる曲でした。
ファンにとってもバンドにとっても、とても重要な曲だと思います。
黒い大きな壁を歩こう 夜明けとともに
見ろよ 流線形は人を殺すときの気持ちさ
僕ら有刺鉄線を超え 何も知らないままで
夢見るように笑ってた
ここから見下ろす景色が
世界の全てと思っていた
出典: サニー/作詞:THE BACK HORN 作曲:THE BACK HORN
いよいよベスト3!
3位:美しい名前
2007年3月にリリースされた、15枚目のシングルです。
7thアルバム『THE BACK HORN』に収録されています。
THE BACK HORNで一番泣ける曲は?と聞かれたらこの曲を答えるでしょう。
いろいろなところで語られているので有名なエピソードなのですが、
この曲は菅波栄純の友人が亡くなったことをきっかけに生まれた曲です。
詳しくはこの曲について書かれた記事がありますので、そちらを読んでみてください。
「美しい名前」THE BACK HORNの歌詞の切ない意味とは。火をモチーフにしたPVも話題に! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
友人の死から誕生したTHE BACK HORNの名曲「美しい名前」の歌詞の意味を徹底的に解釈しています!!生命の輝きを表現した、涙なくしては見ることのできないPVも紹介しています。
この「美しい名前」に限らず、THE BACK HORNの曲は身を削るようにして作られています。
そこには彼らの心の奥底から出てきた嘘のない言葉があるのです。
だからこそ、多くの人を感動させることができるのだと思います。