【若いんだし!/モーニング娘。'17】歌詞を徹底解説！若いからこそできることがあるってホント？！

キラキラと輝くようなイントロに乗せて、メインボーカルである工藤が歌い出します。

各々の生活や仕事がありますが、それらは全く違う場所にあるわけではない。

「この夢」も「あの夢」も、これからもアイドルを続けていく「メンバー」もアイドルを卒業する「彼女」も、同じ空の下にいるんです。

この歌詞を「アイドル」を経て新たに「女優」へと向かって歩き出す彼女へと渡す。

なんて暖かく力強いフレーズでしょうか。

欲張りじゃないよ、手探りでもいいじゃないか！という激励を感じるフレーズにじんときます。

色々やりたい、チャレンジしたい、と思う気持ちを後押しするようなサビに当たるフレーズから曲は始まります。

若いからって足を止める必要なんてないんだ！

様々なアイドルやアーティストを父のような距離で見守り、送り出してきたプロデューサーつんくが綴る歌詞。

その歌詞をまさに「若い」彼女達が多くの聞き手に届けてくれます。

若いからこそできることがあり、何にでもチャレンジできる、いつでも輝ける、そのことを知っているつんくさん。

「あるだろし」という言い回し、若い彼女達の話し言葉のようなフレーズのように感じられる部分もポイントです。

読み解くというよりも、どこまでもわかりやすく真っ直ぐに届く歌詞で綴られていますね。

等身大の女の子の素直な気持ちを表現するこのフレーズ。

好きになったり嫌いになったりするそんな移り変わる時期を感じますよね。

友達との待ち合わせ、こんな風にワクワクして待ったりあっという間に過ぎていく時間を惜しんだりしたな、なんて思い返している自分がいるかも。

「What can I do?」＝「わたしに何ができる？」。

そんな意味のフレーズ、この部分を歌うのは工藤。追うように工藤以外のメンバーが「Do!」と続きます。

彼女の背中を押すように、彼女の名前を呼ぶように歌われる「Do!」に心が暖かくなりませんか？

名前だけではなく、「Do＝やってみる、行動する」のような応援するような意味も込められているのでしょう。

3行目の歌詞を担当するのはグループ内で一番上の期であるリーダー譜久村とサブリーダー生田。

特徴的なこのフレーズの歌詞に関しては作詞作曲を担当したつんくさんが自身のブログにてライナーノーツを綴っています。

ううん、深い。と唸ってしまうような言葉が綴られていますので、ぜひ読んでください…！

サビ前のこの部分はパート割にも注目して聞いてみてくださいね。

ひとフレーズずつ歌うメンバーが増えていくサビ。

最初は工藤のみ、そして続くのは佐藤、次に石田、最後に飯窪。

そうです、工藤の同期である「10期メンバー」です！この演出には思わず涙が溢れそうになりました。

加入時からともに支え合い歩んできた同期だからこそ、「いなくなること」はきっと怖いこと。

けれどそのなくなるものばかり振り返っていても仕方ない、前を向くことでこの同じ空の下で繋がっていけるんだよ、というメッセージを感じます。

いわゆる思春期の女の子達の複雑な思いを歌い上げています。

恋をして、想いを伝えたり、できなかったり、そんな複雑な心をわかりやすく寄り添うように描かれていますよね。

こちらも注目して欲しいのはパート割！

一番のこの部分は期ごとの組み合わせで複数人で歌っていましたが、二番はソロパート。

グループ内での若いメンバーが担当しているんです。

上から順に、横山、羽賀、牧野、と続き四段目は工藤がパートを務めています。