工藤静香の「嵐の素顔」とは?
「嵐の素顔」は1989年5月3日に発売された、工藤静香のシングル。ソロとしては通算7枚目にあたり、作詞は三浦徳子、作曲は後藤次利です。
その頃の工藤静香は、中山美穂・南野陽子・浅香唯とともに「アイドル四天王」と呼ばれた、トップアイドルの1人でした。
この「嵐の素顔」も彼女の人気を反映し、オリコン週間チャート1位、1989年度の年間チャート8位を記録するなど大ヒットしたのです。
歌番組の「歌のトップテン」や「ザ・ベストテン」でも1位になり、お茶の間に映し出される振り付けも話題になりました。
噂の振り付けはこちら!
当時、話題になった「嵐の素顔」の振り付けは、手を顔のすぐ横と顎の下で、Lの字の形に縦横に動かすものです。
曲に合わせてシャープかつコミカルに動く様子が印象的で、また真似しやすかったことから、たちまち工藤静香のモノマネをする人たちにコピーされました。
それがさらに一般の人たちの間でも流行り、工藤静香と言えばこの動き、と言われるまでになったのです。
当初は下の動画のように、曲の半ばの間奏部分のみで行われていましたが、話題になったことを受けて、冒頭のサビのすぐ後にも取り入れられました。
マツコが「嵐の素顔」の振り付けを……!?
この、大流行した振り付けについて、なぜかマツコ・デラックスが最近になって、アクションしているそうなのです。しかも、あのキムタクを相手に……!
どういうことなのか、その真相を探ってみました。
工藤静香とキムタクとマツコの関係は?
キムタクこと木村拓哉と言えば、言わずと知れた工藤静香の夫ですよね。
2000年に結婚して以来、2人の子どもにも恵まれ、芸能界では珍しく(!?)長年結婚生活を維持しているビッグカップルとして知られています。
ジャニーズの二枚目タレントであるキムタクと、強烈な外見と発言で人気のマツコ・デラックスには、一見なんの接点もなさそうです。
しかし、実は彼らが高校時代に一年間だけ同級生だったという事実は、ファンの間では有名な話です。
そんな縁もあり、最近ではキムタクとマツコが共演することもあります。
事件は、深夜番組で共演した時に起こった!
マツコが「嵐の素顔」の振り付けを真似したのは、深夜の番組でキムタクと共演した時です。
話の流れで、冗談でマツコが「実は好きでしょ!?私のこと!」とキムタクに迫り、「ちょっと、ごめんね、コレ〜」と、工藤静香を表す例の振り付けをしたのです。
キムタクは苦笑いしながら「やめろ!」と突っ込んでいました。
あまりメディアで家庭のことは話さない彼なので、「珍しくキムタクが家族の話でリアクションしている」と視聴者に騒がれました。
それにしても、こんなモーションがさらりと出来るところを見ると、マツコも若い頃に何度も工藤静香のモノマネをして遊んでいたのでしょうね。
どうしてこんな振り付けになったの?
ところで、アイドルの動きとしてはちょっと面白いあの振り付けは、どのようにして生まれたのでしょうか。
その背景を探ってみましょう。
振付師いわく…
「嵐の素顔」の振り付けを担当したのは、昔ジャニーズ事務所に所属していたこともあるボビー吉野です。
彼が後に語ったところでは、あの動きはダンスの「タット」という動きが元になっているとのこと。
タットは手首を直角にすることが大切なので、工藤静香のシャキッとした動きも納得がいきますね。
なお、下の動画でタットについて分かりやすく説明されているので、よろしければ参考にご覧ください。