【ブライトサイン】はめいちゃんの代表的なボカロナンバー

めいちゃん【ブライトサイン】MV解説!暗い顔から一転踊り出すのはなぜ?ネオンと対比する想いを読み解くの画像

ブライトサイン】は【めいちゃん】の3作目のボカロ曲。

作曲・作詞ともにめいちゃんが手がけており、明るくキャッチーなメロディーと切ない歌詞が注目されています。

また、軽快なダンスビートが心地よく思わずノリ出してしまう曲です。

めいちゃんらしい、ポップでエモいナンバー

この【ブライトサイン】は現代社会で孤独を感じている人たちに、1人じゃないよと訴えかける作品です。

 現代の社会における人々の心のヤミに触れた1曲。

そんな【ブライトサイン】について解説していきます。

タイトルから読み解くめいちゃんの想い

【ブライトサイン】は直訳すると「輝かしい合図」。

このタイトルはどんな想いでつけられたのでしょうか。

その背景の1つとして、2020年に流行した新型コロナがあります。

コロナ禍では、会いたい人に会えず孤独を感じることが増えました

また、これまでの目標も見失い孤独感や喪失感から苦しくなることもありました。

辛い時には、1人で抱え込まず親しい友人や周りの人にサインをおくろう。

そのサインは輝かしいものであなたの心を豊かにするもの。

助けて欲しいときは、迷わずにサインをおくりましょう。

そんな【めいちゃん】の想いから【ブライトサイン】という名になったのではないのでしょうか。

苦しむ人たちへ、元気づけようと生まれた曲が【ブライトサイン】。

この曲を聴くことで元気になった、勇気付けられたという人は多いでしょう。

【ブライトサイン】でめいちゃんが伝えたかった想い、MVを通してさらに深堀りしていきます。

印象的な映像

独特の世界観

【ブライトサイン】のMVはネオンきらめく街並みが印象的。昭和の活気あふれる雰囲気を感じさせます。

しかし、その中には悲しそうな表情をした現代の雰囲気をした女の子が登場します。

昭和の街並みと現代の女の子の2つの雰囲気が合わさっている、何ともいえない世界感になっています。

一度見ると忘れられないインパクトがあるシーンです。

YouTubeコメントでは、「レトロ感が良い」「昭和シティポップ感がクセに」などがあげられています。

多くのファンから注目されていることがわかりますね。

うつむいた女の子のシーンから始まる

明るく元気な曲調なのに女の子の表情はうつむきがち、そんなシーンから始まります。

毎日、何気なく過ごしているけど満たされない気持ち寂しい気持ち。

そんな、不安定な気持ちを表しているのかもしれません。

「この気持ちを誰かに気付いて欲しいけど気付いてもらえない。」

女の子の表情からそんな気持ちが伝わってくるシーン。

孤独でいっぱいな気持ちを感じさせます。

女の子の暗さに対比したネオン街

女の子の表情の暗さと対比するように、まぶしすぎるネオン街。

ネオン街からわかるのは、女の子が深い苦しみを抱えていること。

ネオン輝く大都会にはたくさんの人がいます。

孤独を感じることは少ないと思いきや、他人との距離を感じることが大きいでしょう。

なぜなら、表面上ではみんな親しくしてくれますがいざという時に頼助けてくれる人は少ないからです。

適度な距離を保って付き合うという現代の風潮を感じさせます。

暗い表情の女の子と対比するように、ネオンがまぶしく輝いているのが印象的なシーンです。

スーパーマリオが出てくる意味は

曲の中盤では、なぜかマリオブラザーズの映像が流れるシーンがあります。

【ブライトサイン】の曲と関係のないように感じるマリオ。

しかし、マリオのように「失敗を恐れず進んでいこう」という意味を表しているのではないでしょうか。

女の子が違う方向を見る

うつむいた表情の女の子が、背を向けて何かを見ているようなシーンがあります。

これまでは孤独を感じ、辛い気分だった女の子。

しかし、誰かが自分の辛いメッセージをわかってくれたことに気付くのでしょう。

辛いというサインを誰かにおくりたいけど遠慮してしまっていた女の子。

しかし、相手にとっては重荷じゃなかったのです。

あなたが笑顔でいてくれるなら、それだけでいいと伝えている印象的なシーンです。

ラストで女の子が踊り出す