大人気アニメ【鬼滅の刃】主人公を歌った楽曲
「竈門炭治郎のうた」は2019年8月30日に発売されました。
大人気アニメ【鬼滅の刃】の挿入歌であるこの曲は、主人公を歌った楽曲です。
透き通るような歌声が、彼の優しさを表現しています。
ですが優しいだけでなく、芯の強い気持ちや決意を感じる楽曲です。
歌詞もアニメの内容になぞられたものが多く、主人公の決意や想いが込められています。
そんな曲の意味を、独自に解釈してみました。
どのような想いなのか、歌詞を紐解いていきましょう。
辛い過去
主人公は、家族を殺され、唯一生き残った妹を鬼にされてしまいました。
たった一晩、留守にしただけなのに、幸せを一瞬で奪われたのです。
そして、妹を人間に戻すために戦います。
どんなに辛くても、今は下を向いてはいけない。
主人公はそうやって自分を鼓舞し続け、前向きに進む少年です。
1番のこの部分は、そんな辛い過去を連想させる歌詞部分になります。
大切な家族との幸せ
目を閉じて 思い出す
過ぎ去りし あの頃の
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
忘れたくても忘れられない、楽しくて幸せなあの頃。
主人公の少年が幸せだった過去を思い出している様子です。
鬼が家族を襲わなければ、今でも幸せだったのに。
そう思って止まないのでしょう。
それほど彼にとって、家族が大切だということがわかります。
どうしたらいいのかわからない
戻れない 帰れない
広がった 深い闇
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
何よりも大切な家族を失った。
そして唯一生き残った妹も鬼にされてしまいました。
「どうしたらいいのかわからない」と思うような喪失感。
2行目にある「闇」とは、辛い過去のことです。
彼にとって、わけがわからなくなってしまうほどの辛い過去。
その様子がこの歌詞部分で歌われています。
繰り返される歌詞
上記の歌詞は、2度続けて歌われています。
はじめ歌われた部分から間奏が少し入り、続く歌詞です。
同じ歌詞をサビの部分などで使われますが、続けて使うことはあまりないと思います。
ではなぜ続けて同じ歌詞が出てきたのでしょうか。
それは、主人公にとって重要な出来事(過去)だからです。
この辛い出来事があったから、彼には戦う意味や理由が生まれました。
主人公の彼には辛くてたまらない出来事でしたが、それが彼の原動力に繋がります。
そのため、同じ歌詞が2度続けて歌われているのです。
主人公は思いやりがある少年
この作品の主人公は、思いやりがあり前向きです。
また、歌詞の中に少年のことを例える言葉が出てきます。
原作の作中にもある言葉で表しているので、注目すべきポイントです。
作中にもある言葉
泣きたくなるような 優しい音
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
主人公の炭治郎は、誰よりも思いやりのある少年です。
1行目の歌詞は、作中にある言葉と同じ内容でした。
それは、炭治郎と同期の少年が、炭治郎の音を聴いたときの思いです。
同期の少年は耳がよく、感情を聴き分けることができます。
そんな同期の少年が、今ままで聴いたことないくらい優しいものだった。
それほど、主人公は人を思いやることのできる少年なのです。
人だけでなく、時には敵にでさえ同情してしまうこともあるくらい。
炭治郎も特殊な人間で、匂いを嗅ぎ分けることができます。
その匂いから敵の思いを感じ、同情してしまうのです。
主人公の少年は辛いことを経験したからこそ、今まで以上に命を重んじるようになります。
そして失いたくないからこそ、前向きに戦い続けるのです。