どんなときも前向きに進んでいく
どんなに苦しくても
前へ 前へ 進め 絶望断ち
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
過去には戻れないけど、未来へ進むことができる。
よく聞く言葉ですが、この場面ではその表現が1番合っていると思います。
思い出したくないような辛い記憶。
それは彼にとっての「絶望」でした。
それでも炭治郎は、前向きな心を忘れません。
時には弱気になりますが同期や兄弟子、妹に勇気付けられ進みます。
ここの歌詞は、そんな内容が表されている部分です。
絶対に折れない!
失っても 失っても 生きていくしかない
どんなにうちのめされても 守るものがある
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
楽曲のサビに当たるこの部分は、主人公の決意を感じます。
その決意とは「守る」ということです。
この場合の守るというのは「誰かを」という意味ではありません。
自分がどんな目にあったとしても妹を人間に戻すと自身の中で約束したのだと思います。
その約束を守るために、前に進まなくてはいけない。
主人公の強い意志が、音楽とともに感じられる場面です。
目標はどこまでも遠いけど…
もう後には退けない
我に課す 一択の
運命と 覚悟する
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
彼の目的は、妹を人間に戻すこと。
それしか選択肢がないと、自分自身で決めたことです。
そしてもう、後には退きません。
そのように覚悟して、困難に立ち向かっています。
弱気になっても、自分を鼓舞しながら何度も立ち上がり戦い続ける。
それが、自分の運命なのだと自身で感じたのでしょう。
遠くても、届かなくても…
泥を舐め 足掻いても
目に見えぬ 細い糸
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
この歌詞部分では、目標はとても遠いということがわかります。
妹を人間に戻すには、敵と戦わなくてはいけません。
その敵はとても強く、自分の力を出し切ったとしても勝てるかどうか…。
1行目「泥を…」とあるように、地面に顔が付いている状態だとわかります。
主人公が敵に攻撃をされている状態。
それとも、目的を果たすための距離が天と地の差ほどあるという意味なのでしょうか。
でも諦めず戦い続けている。
それが「足掻く」の部分でわかります。
2行目にある「目に…」の部分は、見えないほど遠いという意味です。
そして「細い糸」は可能性の低さを表しています。
主人公はそれほど過酷な状況下で戦い続けているということです。
どんなに状況が悪くても
泣きたくなるような 優しい音
どんなに悔しくても
前へ 前へ 向かえ 絶望断ち
出典: 竈門炭治郎のうた/作詞:ufotable 作曲:椎名豪
悲しみや苦しみが、彼の心をいっぱいにしていきます。
戦っているうちに、たくさん仲間ができました。
それなのに、尊敬している人や仲良くなった人がどんどん消えていく。
自分はたくさん鍛錬をして、強くなったと思っていたのに。
彼は「悔しい」と思うことが増えていきます。
ですが、その悲しみや悔しいと思う気持ちを落ち着かせて、前に進まなくてはいけません。
そうやっていつも自分に言い聞かせて、彼は前を向きます。
これまでもこれからも諦めずに進むしかありません。