音楽街道を走り続ける玉置浩二
玉置浩二は2017年にソロデビュー30周年、安全地帯ではデビュー35周年を迎え、両方の名義でそれぞれベストアルバムをリリースしました。
今年9月には還暦を迎え、一般の勤め人であれば仕事も定年を迎える年齢ですよね。
玉置浩二の魅力とは?
誰にも真似のできない歌唱力
2014年7月9日放送のTBSテレビ『水曜日のダウンタウン』2時間スペシャル内で「音楽のプロ200人が選ぶ本当に歌が上手いランキング」と銘打って普段からアーティストの生歌を聞いている音響スタッフ、ミキサー、ボイストレーナーなどに対して行われたアンケート企画において25票を獲得し1位となった
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E7%BD%AE%E6%B5%A9%E4%BA%8C
玉置浩二のボーカリストとしての実力は、音楽関係者からも1位を獲得する折り紙つきです。
オペラ歌手のような朗々とした発声、美しいファルセットにビブラート、フェイクによる歌い回しなどは日本人の中でずば抜けています。もちろん色気も!
ロックミュージシャンへのあこがれから音楽の道を志した玉置浩二は、やがて歌謡曲路線へとシフトしていきヒットを飛ばすようになります。
まぶたを閉じれば浮かんでくるような叙情的なサウンドメイキング、抑制のきいたボイスコントロールはその過程で培われたのでしょう。
ただあなたに伝えたいという無心の境地が生み出す玉置浩二の歌唱力は、玉置浩二の生きた芸術と言い換えても過言ではありません。
2013年リリースの「サーチライト」はそんな彼の繊細な歌声が光るナンバー。ビルボードクラシックスのレパートリーにもなっているので、チェックしておきましょう。

進化し続けるヒット曲
玉置浩二のもう1つの魅力はその楽曲とアレンジにあります。
ソロライブでも演奏される安全地帯のヒット曲「熱視線」や「ワインレッドの心」は30年も昔の曲ですが、最近のライブ映像を見て古いとは全く感じません。
玉置浩二にとってレコーディングのアレンジはあくまで下敷き。
オーケストラ、マニピュレーター、時にはDJを入れて心の向くままにアレンジする柔軟な感性と、聴く人を瞬く間に詞世界へ惹きこむ楽曲のクオリティの高さが化学反応して新しい音楽に聴こえます。
異次元の世界を見せてくれる玉置浩二に、ファンはどこまでも恋してどこまでも付いて行きたくなるんです。
ビルボードクラシックスとは?
オーケストラ編成で行われるライブ
玉置浩二が2015年から取り組んでいるオーケストラ編成のライブは、ファンから好評で席数も限られているためすぐ売り切れてしまう人気の公演です。
ポップスと壮大なクラシックの融合が生み出すコンサートスタイルは、彼のカリスマ性が存分に発揮される表現形式なんですね。
近年は八神純子や藤井フミヤといった実力派アーティスト達もオーケストラ共演をしており、ブームになっているようです。
billboard LIVE OSAKA・TOKYO 2018の反応
2018年1発目となる玉置浩二のライブは1,2月にかけて開催されたbillboard LIVE OSAKA・TOKYO 2018でした。
果たして評判はどうだったのでしょうか?