進化を続けるL'Arc~en~Ciel
L'Arc~en~Cielはフランス語で”虹”
こんなバンドが一体いくつあるだろうか、と思わせるスケールのロックバンド、L'Arc~en~Ciel。
1991年の結成以来、一貫して高いレベルの楽曲を提供し続け、そのパフォーマンスは年を重ねるごとに迫力を増しています。
バンド名”L'Arc~en~Cielはフランス語で”虹”を意味する言葉です。
七色に輝き見る人を魅了する、一度目にしたら目が離せないような美しさを持つ虹。
まさにその名を地で行くバンド、それがL'Arc~en~Cielでしょう。
多彩な音楽性
L'Arc~en~Cielは、楽曲がとても多彩であり、曲によって全く違った表情を見せます。
これはバンドのメンバー4人ともが作曲を行うことによって、その多様性が生じているといってもいいでしょう。
基本的にハードロックに寄った曲が多いですが、その中でもインダストリアルや、ニューウェーブの要素を感じさせるものやオルタナティヴ、パンクのニュアンスを感じさせるものもあります。
4人ともが自身のルーツとなった音楽からの影響を感じさせる独自のスタイルを持ち、それをさらに4人で突き合わせることであのL'Arc~en~Cielの世界が生まれるのでしょう。
激しいロックナンバーでありながらも、一度聴いたら口ずさめてしまうようなキャッチーさと独特の旋律を持つメロディー、不思議なうねりを持つリフなどは中毒性があるかのように聴くものを魅了します。
日本人初、Madison Square Gardenでの単独公演
L'Arc~en~Cielは日本のみならず、世界的にも大きな人気を博しています。
2008年には中国や韓国、フランスなどを回るツアーを行い、動員数は約30万人を記録。
そのうちのフランス・パリ公演の様子は東京や大阪などのシネコンでライブビューイングが開催されました。
これは海外コンサートのライブビューイングとしては世界初。
2012年には、バンコクやロンドン、パリ、ニューヨークなど世界10ヵ国14都市を回るワールドツアーを敢行。
総動員数は45万人にも及び、世界にL'Arc~en~Cielの実力を示しました。
また、このツアーでのニューヨーク公演は歴史ある名会場、Madison Square Gardenで開催。
Madison Square Gardenといえば、ビリー・ジョエル、マイケル・ジャクソンやジョンレノンなど歴代の大物アーティストがコンサートを開催した、アーティストにとっても憧れの会場といわれています。
”世界一のアリーナ”との声も。
L'Arc~en~Cielは、Madison Square Gardenで単独公演を行った初の日本人アーティストとして、大きな話題を呼びました。
メンバーもファンも認める名曲
31枚目のシングル、11作目のアルバム『KISS』に収録
今回は2007年に発表された「MY HEART DRAWS A DREAM 」について見ていきます。
この曲はヴォーカルのhydeが「売れるかどうかにかかわらず名曲」という趣旨の発言をし、ベーシストのtetsuyaが絶賛したというメンバー間でも評価が高い曲です。
爽やかなイントロが印象的なスケールの大きい曲は、L'Arc~en~Cielの真骨頂といえるでしょう。
ファンにも高い人気を誇り、近年のライヴでは後半”夢を描くよ”の部分で大合唱するのが定番となっています。
歌詞を検証
ほら 風が動き出した
まだ 諦めたりはしない
太陽を雲の先に感じる
逆風であろうと
出典: https://twitter.com/noir_ortensia/status/648130807727415296
まだ勝負はついていない。
何も、終わってはいない。
例え今、どん底であったとしても、それが永遠に続くわけじゃない。
だって、ほら、風が吹ている。
地球がその動きを止めることがないように、俺たちだって止まることなんてない。
明るい希望はまだ見えないかもしれないけれど。
今はすべてが逆境のままかもしれないけれど。
状況はいつだって動いていくんだ。
夢は翼を携えて
この胸は夢を描いてくよ
何処までも高く 自由に舞うのさ
My heart draws a dream.
降り立つ彼方で目を開けたら…
笑顔のままの君に 逢える気がして
…逢えると良いな
出典: https://twitter.com/aranglla/status/936127561565847552
自分の中にはいつだって夢や希望が渦巻いている。
現実がどうであっても、それさえ失わなければ、どこまでだって飛んでいける。
心は何にも縛られることなく、自由なのだから。
誰にも、それを邪魔することなんてできない。
描いた夢をずっと持ち続けていたら、それがいつかは、現実になる日が来るかもしれない。
その時、大切な君もきっと笑顔でいれるはず。