動画ニュース| アイドルグループ・乃木坂46の23rdシングル「SingOut!」(29日発売)のカップリング曲で齋藤飛鳥と白石麻衣のユニット曲「のような存在」のミュージックビデオ(MV)が15日、公開された。 3月下旬に千葉・九十九里浜で撮影されたMVは、齋藤が外に出ることができない男の子を、白石が家庭教...

白石麻衣は「家庭教師」

乃木坂46【のような存在】MVを徹底解釈!齋藤飛鳥&白石麻衣が恋に落ちる?二人の交流が微笑ましい♪の画像

白石麻衣は「家庭教師」を演じています。

丸縁のメガネをかけている知的な姿はまさに「お姉さん」という言葉がピッタリ。

後ほど詳しく解釈を進めていきますが、読書や勉強を教えている姿はその印象に拍車をかけます。

しかし、消しゴムのケースに指を通して遊ぶなど、可愛らしい面も披露。

凄く綺麗で美しいお姉さんだけど、ちょっとお茶目な面もある…。

そんな「愛らしいお姉さん家庭教師」を演じています。

齋藤飛鳥は「男の子」

乃木坂46【のような存在】MVを徹底解釈!齋藤飛鳥&白石麻衣が恋に落ちる?二人の交流が微笑ましい♪の画像

そして、齋藤飛鳥は先ほど触れた通りショートカットのウィッグを装着して男装を披露。

「男の子」役を演じています。

彼女自身まだ若く、それに加えてベビーフェイスの持ち主。

そのため齋藤飛鳥演じる男の子は「まだあどけなさの残る高校生」のような印象を受けます。

引きこもりがちな役柄とのことですが、華奢で大人しそうな姿はまさにその役柄通りの姿。

白石麻衣演じる家庭教師との初心なやり取りは見ていてニヤけてしまうかもしれません。

かなり似合っている男装姿を見せてくれています。

2人の出会い

MVは、窓辺に座り外に広がる海・砂浜をぼーっと眺めている齋藤飛鳥演じる男の子の姿から始まります。

外に出られない彼は、毎日こうして窓を拭きながら家の前に広がるビーチを眺めているのかもしれません。

それは「外への憧れ」なのか、それとも「恐れ」なのか…。

何にせよ、彼は外に対して何らかの「想い」を抱いていることは間違いありません。

そんな変わらない毎日変わらない風景が、ある人物によって一変します。

そう、このMVに登場するもう1人の人物…白石麻衣演じる「家庭教師」です。

彼女はロングコートを身に纏い、砂浜を軽やかに歩いてきました。

見慣れない光景に驚き・動揺を隠せない様子の齋藤飛鳥の表情。

浮かんだ感情は焦りか、恐怖なのか…それとも、美しい彼女に「見惚れて」いるのか…。

なんにせよ、そのまま白石麻衣は家にやって来て、2人は「出会った」のでした。

2人の日常

2人は出会ってほどなくして、「家庭教師」と「生徒」の関係を築き始めます。

勉強に励む齋藤飛鳥の隣に腰掛け、暇を潰したり勉強の手伝いをしている光景。

ありふれた「家庭教師」と「生徒」の姿です。

そんな「普通の光景」のカットシーンが連続しますが、少し様子がおかしいことに気が付くでしょう。

そう、白石麻衣演じる家庭教師が、目を合わせようとしないのです。

正確に言い表すと「目が合うとすぐに逸らして」しまいます。

出会ったばかりで、まだ距離感が分からないのでしょうか。

決して険悪な仲というわけではありませんが、特に白石麻衣が距離感を測りかねているようです。

歌の1番中は、そんな初々しい2人の姿が映し出されます。

色々なちょっかいをかけて、少しずつ距離を縮めようとしているようにも見えるかも。

2人の「出会ってほどない頃」の絶妙な距離感が描かれています。

距離が縮まって来た2人の仲睦まじい姿

2番に入ると、2人の距離が縮まっていることがよく分かります。

一緒にカードで楽しそうに遊んだり、体調を崩した齋藤飛鳥に寄り添う姿が見られるのです。

そして、白石麻衣の明らかな変化に気が付くでしょう。

そう、以前にも増して積極的にちょっかいを出すようになっているのです。

体温計を脇に挟もうとしている齋藤飛鳥に自分の指を差し込もうとしてみたり…。

演奏しているウクレレを彼から奪い、自分が楽器の代わりになろうとしたり…。

どれもやられた側からすれば「鬱陶しい」と感じて当然の激しいちょっかいです。

しかし、やられた側である齋藤飛鳥は戸惑う様子こそ見せているものの、怒ったりはしていません

「またか」と思っているのでしょうか、もしかしたら満更でもないのかもしれません。

2人の距離は少しずつ、でも着実に縮まっているのです。

「外」

まだ出られない

2人の関係性について少し解釈を進めてみましょう。

恐らく、会う度に白石麻衣は彼に色々なちょっかいをかけていたのでしょう。

少しずつ距離が縮まっていくにつれ、その内容も少しずつエスカレート。

今では、身体全身で仕掛けられるほどの近い関係性を築き上げました。

いわゆる一般的な「家庭教師と生徒」の関係から一歩踏み込んだ関係性に発展しているのです。

事実、齋藤飛鳥はこれまで笑顔や照れた様子を見せていませんでした。

しかし、2番のサビ直前では笑顔が溢れています。

生き生きとした表情から楽しそうな彼の姿を見た白石麻衣。

「行ける」と思ったのでしょうか。

思い切って「外」との境界線である窓を開けようとしましたが、齋藤飛鳥がそれを拒否。

彼はそのまま、白石麻衣にキスをしようと顔を近づけます…が、今度は自分が拒絶されてしまいました。

ひどくショックを受けたような表情を見せています。

しかし、ここでキスをしてしまえば、それに満足した彼は一生室内に閉じ籠ったままになってしまうかも。

ショックを受けた彼は、姿勢を崩した勢いで窓を開いてしまいました。

そのまま半身が外に飛び出し、事故のような形で「外」に出たのです。