英語で「Flare」を意味する灯火は、この曲のタイトルであり、重要なキーワードにもなっています。

誰もが同じように抱いている灯火を、決して消してはいけない……。

そんな祈るような思いを、BUMP OF CHICKEN自らにも投げかけている、とも考えられます。

そして、隠されたもう1つの「灯火」は、「Flare」をポルトガル語に訳すことで浮かんできます。

そのワードとは……「Chama」

BUMP OF CHICKENのファンであれば誰しもが知っているであろう単語です。

そう、他でもない直井由文さんの愛称が「チャマ」なのです。

この言葉遊びについて、BUMP OF CHICKENメンバーから正式な発表があったわけではありません。

しかし、誰よりも仲間を愛した藤原基央さんなら、あり得ないことではないはず。

活動休止を宣言した直井由文さんに向け、決して諦めないでほしいという気持ちを込めた「Flare」。

直井由文さん、そしてファンに向けた、BUMP OF CHICKENなりの応援歌であるならば素敵ですね。

居場所を探しているあなたへ

また 世界のどこかで 青に変わった信号
拾われず転がるコイン 瞬き オーケストラ
黙ったまま 叫んだ騒めき 掌に ひと粒
壊れた心でも 息をしたがる体

鼓動が星の数ほど 混ざって避け合って行き交って
迷路みたいな交差点 大丈夫 渡れるよ
誰も知らない 命の騒めき 失くさない ひと粒
どこにいるんだよ ここにいたんだよ
ちゃんと ずっと ちゃんと ずっと

出典: Flare/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

昨日と同じ風景が広がっているように見えても、少しずつ世界は変わっていきます。

ほんの少しだけの変化しか感じられないかもしれません。

しかし、長い歴史の中の大きな1歩であることもまた、事実なのです。

巨大な星の中で、小さくにじんだ自分。

それでも、生きていく中で1回1回の鼓動が合わさり、自分を作っていくのです。

自分を見失いそうになっているすべての人に聞いてほしい……そんな気分にさせてくれます。

大切なものはすぐそばに、ずっと居続けてくれるもの。

そのことを忘れずに、明日も前を向いていきたいですね。

まとめ

BUMP OF CHICKEN【Flare】歌詞の意味を解説!小さな灯火とは?ひと粒の正体に迫るの画像

幅広い世代に今も愛され続けているBUMP OF CHICKEN

メンバーが入れ替わろうとも、変わらずに作品を作り続けている姿に、ファンも勇気をもらえます。

今回ご紹介した「Flare」は、人生に悩んでいる時にぴったりの曲です。

BUMP OF CHICKENの曲の中には、他にも悩んだ時、迷ったときにおすすめの曲がたくさんありますよ。

「Hello, world!」は、うまくいかずにどうしようもない時、背中を押してくれるような1曲です。

ボーカル・藤原基央さんが、自分に重ねて書いたという「Hello, world!」の歌詞

幾度となくもがき、そして立ち上がってきたBUMP OF CHICKENの強さを感じさせてくれます

2015年4月22日にリリースされた両A面シングル「Hello,world! / コロニー」。フェスでも定番の曲となったこの曲。もうだめかもしれない、そんなときに聴いてほしい曲となっています。今回は、その歌詞について深く解釈をしてみたいと思います。

そして、「グランブルーファンタジー」のCM曲にも抜擢された「GO」も外せません。

未来は誰にも分らないもの、それがゆえに尻込みしてしまう人も多いでしょう。

しかし、勇気を出して踏み出した先には、人々が驚くほどの輝きが待っているかもしれません。

そんな輝きを見ないまま終わるなんてもったいない

そう思わせてくれる、BUMP OF CHICKENからのエールとも言えます。

「GO」はBUMP OF CHICKENの8枚目のアルバムに収録されています。スマホアプリの「グランブルーファンタジー」のCMソングとして耳馴染みのあるこの楽曲の歌詞に迫りながら、今回はスタジアムツアーの情報も紹介していきます。

大切な大切なメンバーを見送ることとなったBUMP OF CHICKEN。

そんな切ない胸の内をそっと歌詞にして、ファンの元へと届けたのだとしたら……。

これまでの、そしてこれからのBUMP OF CHICKENから、目が離せなくなること間違いありません

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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