I'm just workaholic (私はただの仕事中毒)午前0時
週末の last train 騒がしい blues
出典: It’s my life/作詞:宮田‘レフティ’リョウ 作曲:Radical Hardcore Clique
【It's my life】の主人公は、感覚が麻痺してしまうくらい仕事人間なようです。
若いときは特に体力も有り余っていると感じていたのか、日が変わるまで働いていたのでしょう。
その様子が1行目の歌詞でわかります。
そして2行目にある最後のフレーズは、哀愁を漂わせる楽曲のこと。
1週間の仕事が終わり「終電」に乗ったとき「何だか少し寂しい気がした」僕の心情。
この理由は、普段の喧騒が無くなって静寂を感じたからなのだと読み取れます。
ホッとしたという気持ちの反面、心のどこかで忙しさを求めている僕がいるのでしょう。
しかし、それはなぜなのでしょうか。
その理由は次の場面でわかります。
思い描いていた未来
あの頃は僕だって 大それた夢語ってたっけ
あんな風にeverynight
出典: It’s my life/作詞:宮田‘レフティ’リョウ 作曲:Radical Hardcore Clique
上記の歌詞にあった「忙しさを求めている」理由はこの場面の1行目に隠されています。
それは「夢」という歌詞です。
この楽曲の主人公には、思い描いていた未来がありました。
その未来を追いかけるために忙しくしていたからこそ、休みになると少し不安になってしまったのでしょう。
2行目の歌詞は「そんな状態が毎晩続いていた」という意味です。
そんな状態とは、毎日夜遅くまであくせく働いているということ。
しかし裏を返せばこの主人公には諦めずに追いかけ続けたい未来があるということです。
その未来にたどり着いたかどうか、定かではありません。
しかしそれほど力を入れて前向きに進み続けている主人公の人間性がわかる場面です。
それも人生の醍醐味
ever since(此の頃から)
落としてきた物と拾い集めた物
考えたらキリ無いけど
that's life after all(それが人生)
出典: It’s my life/作詞:宮田‘レフティ’リョウ 作曲:Radical Hardcore Clique
追いかけ続けている未来がすべて思い描いている通りになることなどありえません。
しかし叶ったものもあるのでしょう。
2〜3行目の歌詞は「いい部分と悪い部分がある」という意味になります。
そして4行目で、失敗したり成功することが人生の醍醐味なのだと表しているのでしょう。
この場面で読み取れることは、未来に向かって必死になっていた若い頃から今に至るまでの経緯です。
未来は明るい!
Let's be free, take your time for life.
Come on, let's do it, you can seize the light
(自由になろう、人生の時間を大切に)
(さあ、やってみよう、光をつかむことができる)
出典: It’s my life/作詞:宮田‘レフティ’リョウ 作曲:Radical Hardcore Clique
このシーンの歌詞は、前に進み続けている主人公だからこそ説得力の増す言葉なのだと感じます。
1行目の歌詞にあるフレーズは自身が抱える不安のようなものから解放しようとする様子です。
不安を持ち続けていると、どんどんネガティブな思考になってしまいます。
そんな時間が無駄なのだと言っているのではなく、できるだけ早く切り替えることが大切なのです。
なぜなら2行目の歌詞にあるように「未来は明るい」から。
落ち込むことがあっても下ばかり見ずに、挑戦しようという意味になるでしょう。
たまには一休み
ちょっと休憩しよう
溜まってた仕事は一先ず置いて
土日くらい spending time my way(暇つぶし)
出典: It’s my life/作詞:宮田‘レフティ’リョウ 作曲:Radical Hardcore Clique
毎日頑張っている人へ向けた温かさが感じられるシーンです。
やろうと思っていたことを一旦忘れて、休みの日はきちんと休もう。
1行目の歌詞からわかるように、忙しすぎて目が回りそうな状況です。
気持ちを緩めないようにいつでも緊張状態が続いているのでしょう。
しかしそんな状態が続いていたら、いつか身も心も壊れてしまいます。
それを防ぐために、2行目にあるような「暇」な時間を作ろうと提案しているのでしょう。
「暇」を作ったら、それを解消するために仕事以外のことをしよう。
そうすることで心身ともにリセットできると表現しているのだと読み取ることができます。