Kiss me once
Kiss me twice
Kiss me three times
Cross the line
出典: Don't Think Twice/作詞:Hikaru Utada 作曲:Hikaru Utada
このパートも終盤にリピートされます。
“キスして。もう一度キスして。何度もキスして”
ここは日本語バージョンの「誓い」と同じ。
ただ“Cross~”の箇所はありません。訳すとしたら“ラインを越えて”、つまり“一線を越えて”という意味です。
これは、いったいどういった意味なのか・・・。
ためらう君の背中を押すような言葉とも捉えられます。
しかしこの一文で、今までの世界観がまったく違って見えてきたような気がします。
一線を越えて
ここからはまったくの想像です。
この二人は、もしかしたら道ならぬ恋をしているのでは、と仮定してみます。
だから、君はためらっているのです。僕は「ためらわないで」と訴えます。
世界のほかの人が信じる倫理なんて、必要がありません。
まわりなんて関係ない、二人だけの世界に行けるのならば、ただ一言、僕を受け入れる言葉を言って、と。
不可能なんてないだろう。どこまでも従うさ。
辛い訳ではないけれど、こんなに長く果てしない道に来てしまったから、泣いているんだ。
何度もキスしておくれ。どうかためらわないで。考え直したりしないで。
いかがでしょうか。
抽象的な表現や歌詞とも、矛盾しないように感じます。こんな想像ができる余地があるのでは・・・。
日本語バージョン「誓い」は?
日本語バージョン「誓い」について、さらっとご紹介したいと思います。
こちらは、幸せな二人、未来のある二人を描いた歌詞のように感じられます。
しかし、「Don't Think Twice」の歌詞を考察しているうちに、こちらもひょっとして?と思ったのです。
ほとんどの箇所は幸せな未来を予感させるのですが、散見されるマイナスワードが気になります。
もしかして、道ならぬ恋を堂々と割り切った歌ではないのだろうかと。
いえいえ、そんなのは筆者の妄想。やはり幸せな歌なのかもしれません。
切ないメロディーが悲恋を思い起こさせてしまうのでしょう。
どのように受け止めるかは、リスナーの特権です!皆さんも想像を楽しんでみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
もしかして、道ならぬ恋を歌った曲なのかもしれません。
その可能性に気づいたとき、背中がゾクっとしました。
しかし、これはただの想像です。歌詞は抽象的な表現が多かったので、リスナーの想像力をかきたてる曲ではないかと思います。
いろいろ想像したり、日本語バージョン「誓い」と比較したりしながら聴いてみると、より楽しめるはずです。
宇多田さんの世界観にどっぷりとはまってみてください。
ほかのシングル収録曲
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