湘南乃風【NO WAY ～悪漢無頼～】歌詞の意味を解説！何が本当？何が嘘？信じられるものは一つだけ！

誰もが同じ方向に目を向けて序列に従うことが正義になっている日本の世の中に対しての「NO WAY」。

人と同じことをしている安心感から、同じ道を歩まない者に対しては否定的な意見も多くみられるでしょう。

中には道を外れた反社会的な存在として卑下してくる者も珍しくないかもしれません。

しかし向いている方向ややり方は違えど彼らにも真っすぐな信念があります。

いつでも上を向いて自分の志を貫く意志が明確に感じられる一節です。

下を向いて列に並んでいるだけでは見えない、次の段階が彼らの目にはしっかり捉えられています。

目に映るのは確かにそこに存在する成功へのステップ。

進むべき道は示されているのです。

世間の人にどう思われようとも破竹の勢いの彼らはもう誰にも止めることはできないでしょう。

ブレない信念を掲げ進む道は安易なものではありません。

周りは何が正しいのかも不確かな混沌とした世界のど真ん中。

最初から騙す気で近づいてくる者や味方面した敵も多くいることでしょう。

いったい何が真実なのかは自分で見極め、確かめる。

平然とした顔を装う嘘の存在を見破って必要なものは己で見出さなければならないのです。

カタカナで表記されメンバーによって1字1字紡がれる部分。

ここからは独特の鋭い敵意や凄みが感じられます。

誰も自分たちを騙し、翻弄することなどできない。

もし正体を偽って近づいたのなら後がないという警告にも捉えられます。

人と人とがなんとなく繋がっている現代社会。

その繋がりの多くは軽々しくて脆く、とても浅はかな関係だと感じられることもあるでしょう。

皆が常識と呼ぶ長いものに巻かれ、従うべきかもよくわからない決まりをこぞって守る疑心暗鬼の世界とも呼べるかもしれません。

そこで人々が思うのは「決まりを守っていれば大丈夫、とりあえず従っていれば文句は言われないだろう...。」

という、ここにいれば自分だけは安心だという安易で保守的な意識。

そう考えていても自分で選んでその場所にいながら自由な他人を羨望し、ときには懐疑的な眼差しを向ける。

そんな社会やそこに所属する人々も彼らにとっては、もちろん「NO WAY」。

周りがどうであろうと社会のルールがどうであろうとブレない信念と覚悟を胸に、本当に信頼できる仲間たちと突き進むのみです。

少々手荒く乱暴にも感じるこの精神こそが彼らにとって大事なもの。

唯一信じるに値するものなのです。

それこそが自らをならず者と呼ぶ彼らの掲げる本物の覚悟といえるのでしょう。

次々と沸き立つ荒々しくも熱い言葉からは躍動的に強いエネルギーが放たれているよう。

まるで武士道のような静かに煮えたぎる精神性もみてとれます。

信じられない世間に刃向かい立ち向かっていく意志。

そして自分自身のために戦っていく覚悟。

現代社会でそのような心意気を持つ人間がどれだけいるのでしょうか。

日本男児が忘れかけている言葉が不器用に並べられるその姿は、ただ武骨な古い生き様にしか感じられないかもしれません。

戦も抗争もない平和な世の中で何を時代遅れなことをいっているのかと嘲笑する対象にもなりうるでしょう。

それでも彼らは休む間もなく、男気に溢れた精神で宣戦布告ともとれる言葉を放ち続けるのです。 

ならず者と呼ばれることは彼らにとって問題ではなく、むしろ誇りなのではないのでしょうか。

上っ面の軽い関係や従いたくもないルールに縛られるくらいなら、真っすぐに己の精神を貫くほうが自分らしい。

そうすることで反社会的であるならず者と認定されるのならば喜んで受け入れようという意志が伝わってくるように思うのです。

それが【NO WAY ～悪漢無頼～】の中で彼らが掲げ、貫いてきた精神そのものでもあります。

そしてその覚悟を持った者だけがたどり着ける次のステージがきっと、彼らの前にはもう広がっているのかもしれません。 

最後に湘南乃風の関連記事をご紹介して終わります。

背中を押してくれるような応援歌から不屈の闘志で立ち向かう心を奮い立たせてくれる楽曲まで熱い作品を届けてくれる湘南乃風。

いま一度、聴きかえしたい2曲をご紹介します。 

今回ご紹介した【NO WAY ～悪漢無頼～】と同じく「湘南乃風～JOKER～」の収録曲である【黄金魂】。

【黄金魂】は湘南乃風初のドラマ主題歌となった楽曲で自分の殻を破って自分の進むべき道をいけ！という湘南乃風らしい激励ソングです。

記事の中では湘南乃風の活動の経緯や、収録アルバム「湘南乃風～JOKER～」についても深堀りして解説しています。

なんとなく不安な気持ちを抱えて現状に悩んでいる方はぜひ一度チェックしてみてください。