yahyel
バンド名の由来
まずはバンド名の由来から。
耳慣れないこの言葉、ニューエイジ思想家バシャールによる造語です。
意味は2015年以降に人類が初めて接触する異星人(宇宙人)。
じゃあなんでこんなバンド名にしたかというと、国外から見れば「洋楽のパクリをするアジア人」、日本人のファンからみれば「日本人離れ/流行りではない」と見られてしまう自身の音楽への皮肉なんだそうです。
そんな状況、まるで宇宙人みたいじゃね?という自虐的なバンド名なのです。
そんな風にひねくれるところも実に彼らっぽいですね。
音楽性
ダンスミュージックっぽいんだけど、そんなノリよくないしダウナー。
ポップスではあるんだけど、なんか壮大だしテンポちょいちょい変わる。
そんな、筆舌しがたい彼らの音楽を、もし乱暴にジャンル分けするなら「IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)」でしょうか。
EDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)って流行ったじゃないですか、あの次に来る!と言われているジャンルで、ものすごく雑に表現すると「賢そうなダンスミュージック」です。余談でした。
ジェイムス・ブレイク
さて、最も影響を受けたアーティストはジェイムス・ブレイク(James Blake)であると公言しているyahyel。
イギリスを中心に活動するシンガーソングライターであり、ダブステップやIDMなどのクラブミュージックをベースにしながらも、ソウルやヒップホップからの影響も感じられる、新しい世代の音楽を構築するアーティストです。
聴いてもらうと早いと思います、いろんな理屈すっ飛ばしても、めっちゃ似てるでしょ?
この、めっちゃ似てるがゆえに「パクリ」だの「個性がない」だので叩かれたりもしているんです、yahyel。
でも同じジャンルの音楽ってこれに限らず似るもんなんですよね。
メンバー
さて、そんなyahyelのもうひとつの売りは、メンバーの豪華さです。
もとは池貝峻(ボーカル)、篠田ミル(サンプリング、コーラス)、杉本亘(シンセサイザー、コーラス)の3人だったのですが、2015年、ドラムスとして大井一彌を迎えました。
そしてさらに、映像作家の山田健人もVJとして加わったのです。
ちなみにVJとはvideo jockey(ビデオ・ジョッキー)の略。
大体DJと同じ役割ですが、映像も担当してますよ、くらいの認識でオッケーです。