だってだって噫無情

μ'sの主題歌B面(第2期)!

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2014年4月23日発売「それは僕たちの奇跡」c/wとして収録されたのは「だってだって噫無情」。

海未ちゃんがセンターの和風ロックな1曲。

ライブでも盛り上がること必至でした。

この記事では、「だってだって噫無情」について歌詞解釈を軸に読み解いていきます。

切ない2人の関係

いじらしい彼女

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それでは早速、「だってだって噫無情」の歌詞を1番から見てみましょう♪

いまが愛しいのよ
さだめに急かされて
抱きしめる瞬間に 別れの気配

出典: だってだって噫無情/作詞:畑亜貴 作曲:江並哲志

愛する人と抱き合ったとき、大抵は愛しさや幸せを感じるのではないでしょうか。

が、ここではむしろ切なさを募らせている印象です。

なぜなのでしょうか。

例えば想像できるのは…愛する彼が戦地に赴く、ということ。

だとすれば、相当入り組んだ恋心になってきますね。

今回はこの解釈を前提に読み進めていきます。

待ってるずっと待ってる
さまよう言葉たち
消さないでと 風の中で 確かめる胸の熱さ

出典: だってだって噫無情/作詞:畑亜貴 作曲:江並哲志

めったに会えないのだとしたら1人でいる時間の重みが増します。

時代は恐らくはるか昔

和の曲調がそれを連想させます。

時代劇や大河ドラマなどの時代とすれば、想像しやすいかもしれません。

つまり、携帯もありません。

男女同士が気軽に会える時代でもないかもしれないということです。

歌詞はさすがに古典言葉とはいきませんね。

しかし決意がこもるはっきりとした文体です。

アイドルソングらしからぬ内容で、とても魅力的。

伝えたい思いはなかなか伝えられません。

そもそも機会自体が少ないからです。

恋心はまるでろうそくの火のように。

風に吹かれているのは、立場という障壁が2人を阻んでいることを指します。

消えないように努めながら、好きの気持ちを1人確かめます。

戦う彼

信じたものを求め 地の果てまで行く日
止められぬ生き方を貫くでしょう?
ただ一人私は祈りをささげる

出典: だってだって噫無情/作詞:畑亜貴 作曲:江並哲志

愛し合ってはいても、彼は男として自分の生き方を貫きます。

時代背景を昔におくなら、彼は武士、侍ということも考えられます。

戦地はかなり遠いのでしょうか。

彼女は手放しに応援もできないまま、彼の無事を祈るしかないのです。

余韻と強さ

悲しみの世界の中で

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噫無情…
この世界は悲しみに満ちてる
それでもいい
出会えたことが 喜びなの…そうでしょう?

出典: だってだって噫無情/作詞:畑亜貴 作曲:江並哲志

「ああ無情」と読みます。

この世を嘆くように表現していますがこれはどういうことなのでしょう。

やはりスケールの大きい言葉を使っているからには普遍的な事柄なのでしょうか。

いえ、主人公の状況がもとで生まれた表現だと考えてみましょう。

恋人が離れ離れにならざるを得ないような世界。

そして彼が戦う人である以上、大切な人の死を覚悟しなければならないということです。

こうした状況はさすがにありふれた悲しみとは言えなかったかもしれません。

それでも、現代よりはるかに起こりやすかったとしたら。

大きな表現をすることに説得力が増すのではないでしょうか。

そして4行目。

彼女の強さはここにありますね。

ただ悲劇のヒロインを演じるだけでは終わらないのです。

サビは余韻を残しつつも彼女の芯の強さがうかがえる内容でした。2番に突入です。