女性を勇気付けたマドンナ

Woo wow woo woo woo woo
Oh, baby
Can't you hear my heart beat
For the very first time?

出典: ライク・ア・ヴァージン/作詞: Billy Steinberg Tom Kelly 作曲: Billy Steinberg Tom Kelly

駆け足でたどってきた「ライク・ア・ヴァージン」。

もうすでにクライマックスです。

「Woo wow woo woo woo woo

Oh baby

最初のときみたいな

私の心臓の鼓動があなたに伝わるかしら」

どこまでも肉感的な愛にこだわり抜いた跡がうかがえます。

一方でそうした胸のときめきに顔を赤らめるような気恥ずかしさに初々しさを感じるでしょう。

本当に女性としての悦びを感じられるような愛に出会えたことはこの恋が初めてだったようです。

だからこそ「ライク・ア・ヴァージン」というタイトルになります。

実際の初恋がどのようなものであったかは描かれていません。

しかし前半部分を聴くとあまり幸せにはなれなかったのではいかと推察されます。

無機的な愛の営みは人を不幸にさせるのでしょう。

荒れ地のようなわびしい日々を過ごしたこと。

いい恋愛に恵まれないと人は荒ぶものです。

今度の愛こそが本物であるのですから大事に生きて欲しい。

「ライク・ア・ヴァージン」

大げさではなく時代を変えた1曲です。

キャッチーなタイトルが受けたという側面もあります。

しかし大きくいえば女性が自ら魅惑的な愛を歌ってもいいのだと世界中の女性を勇気付けたのです。

大衆文化史の進歩的な側面をマドンナはこの後も切り拓いてゆきます。

マドンナ旋風が吹きすさび、時代のポップ・アイコンになりました。

すべて「ライク・ア・ヴァージン」での女性像が共感を呼んだのです。

この機会にオフィシャルMVをYouTubeで改めて鑑賞してみてください。

時代が変わった瞬間にタイムスリップできるでしょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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