河原太朗のソロ・プロジェクト"TENDRE(テンダー)"

今、注目されているミュージシャンの一人

TENDRE【SIGN】歌詞を徹底解説!風が吹いた先には何があるだろう?新たな世界へ足を踏み出して…の画像

ベースギター、鍵盤、サックス…

色んな楽器が弾けるマルチプレイヤーとしてYogee New Waves、KANDYTOWN、sumikaなどの楽曲に参加している河原太朗さん。

彼のソロ・プロジェクトの名前はTENDRE(テンダー)。

柔らかい、優しいという意味の英単語「TENDER」を一ひねりしたものが由来なんだそうです。

彼の楽曲はまさに「TENDER」と呼ぶのがふさわしい繊細さを持ち合わせています。

さらに気負う事のない自然体なパフォーマンスには人間らしい魅力が詰まっていると評判。

SOIL&”PIMP”SESSIONSのダブゾンビさん、パスピエの露崎義邦さん、andropの前田恭介さん…

などなど、その注目度の高さは有名ミュージシャンからSNSで名前を挙げられることからもうかがえます。

ブレイク間近?といった雰囲気の彼の楽曲『SIGN』を今回はご紹介していきたいと思います。

ハープの音色がとても印象的なこの楽曲。

歌詞はどんな内容になっているのでしょうか?

スポーツサンダルとコラボレーション?

グランドキャニオンをイメージしたサンダル"GC100 Collection"

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『SIGN』のMVを観ると分かる通り、何故か掲載した画像のサンダルがチラホラと登場します。

このサンダルはTevaというブランドの「GC100 Collection」という名前のもの。

グランドキャニオン国立公園制定から100周年を記念し、「Born In The Canyon」をテーマにした商品なのだそうです。

スポーツサンダルとミュージシャンがコラボレーションとは少し珍しいですが、開放的なイメージの『SIGN』にはイメージがぴったり。

さらに、ダンサーが「GC100 Collection」を履いて踊ることで、機能性をアピールすることにも成功しています。

グランドキャニオンで撮影!とはいかなかったようですが、砂丘が登場するなど雰囲気は充分。

「夏が待ち遠しいな」と感じる仕上がりですが、実は『SIGN』のイメージは春を想像して制作されたそうです。

MVが付くことによってこんなにもイメージが変わるものなのですね。意外でした。

さて、次からはそんなMVを詳しく解説してゆきます。

MVをチェック!

乾いた道をサンダルで歩いていくと…?

コラボレーションしたサンダルを履き、乾いた道を歩いて行く河原さん。

その道すがらには風力発電のプロペラや、 海、ヤシの木など南国を連想させるものがたくさんあります。

一瞬南米のプロレスラーのような人形が映ったのに気がついたでしょうか。

MVの舞台はこうした暖かな国、という設定なのかもしれませんね。

歩いていくうちに、こじんまりとした別荘のような家屋にたどり着いたようです。

河原さんの姿を視界に入れるや否や、情熱的に踊り出したダンサー、yurinasiaさんの姿が。

彼女の足にももちろんサンダルがあります。

砂の上や道路で軽快に踊り続けるyurinasiaさん。

時折二人がプールでくつろいでいる姿も映し出されますが、これも同じ敷地内にあるものでしょうか?

対照的な二人

オレンジのバックスクリーンの前でそれぞれポーズをとる二人。

色使いがとってもレトロですね。原色ではなく少しくすんだイメージの色で、おしゃれに感じます。

さて、部屋で少し座っているシーン以外はずっとダンスし続けているyurinasiaさん。

あまり動かない河原さんと比べると「静と動」となり、対照的です。

サンダルはプールで水につけるシーンに続き、海辺にサンダルで足を運ぶシーンも。

スポーツサンダルとしての機能をさりげなくアピールしていますね。

さらに、砂の上でダンスするyurinasiaさんというシーンもありました。

きっと、サンダルはグランドキャニオンでも活躍することでしょう。

そして、最後はプールに浮かぶアヒルを眺める河原さんというシーンで終わります。

MVのディレクターはVIDEOTAPEMUSIC

ミュージシャンとしても活躍中

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地方都市のリサイクルショップや閉店したレンタルビデオショップなどで収集したVHS、実家の片隅に忘れられたホームビデオなど、古今東西さまざまなビデオテープをサンプリングして映像と音楽を同時に制作している。VHSの映像とピアニカを使ってライブをするほか、MV制作、VJ、DJ、イベントのオーガナイズなど活動は様々。MVでは盟友ceroを始め坂本慎太郎、小島麻由美、NRQなどジャンルレスに手がける。

出典: https://videotapemusic.tumblr.com/profile

『SIGN』の監督を務めたのはミュージシャンとしても有名なVIDEOTAPEMUSIC(ビデオテープミュージック)。

上記のプロフィールを観ると分かる通り、河原さんと同じくマルチなタレントの持ち主です。

才能は惹かれ合うのだろうか?なんて考えてしまいますね。見事なコラボレーションでした。