大ブレイクしないわけがない!大注目のSuchmos
「こういうの、待ってた」と唸らずにはいられません。
最近知名度が爆上がりしているように思われる「Suchmos」。
「オシャレ」「シティポップ」「和製ジャミロ」などと称されますが、彼らの楽曲や哲学を分解すればするほどカテゴリ分けが無意味と思われてしまうようなスゴさに終わりはありません。つい音楽でもリズール(精読者)にならずにはいられない筆者の格好のバンドです(じゅるり)。
Suchmos人気曲ランキング
第3位「YMM」
クセになる和音始まりで、女性ボーカルも効果的に使われていますね。単調そうに聞こえるのにグルーブ感たっぷりなベースラインも、非常に素晴らしいバランスです。
YONCEさんは無地のトップスやアディダスなどがとてもよくお似合いですが、着飾らなくても絵になるのはYONCEさん自身が中身の詰まってセンスの溢れるミュージシャンだからでしょう。
非常にミニマムで時代の流れや世の中をよく見ていらっしゃるように感じます。その止まぬ思考がSuchmosの世界観を確固としたものとしているのでしょう。
第2位「MINT」
ゆる~いグランジロック感が気持ちいいですが、歌詞の悟り感は半端なし。
曲のゆるさの根底に流れている、彼らの音楽へのストイックさを感じることができます。
第1位「Stay Tune」
はい、Suchmosのキラーチューン「Stay Tune」が文句なしの一位です。
もう何十回と聴きましたが、いまだにイントロの「みょいーーーーん」という音は慣れません。おかげで毎回この曲はしっかり腰を据えて聴くことができます。そして音楽に気がとられてしまって作業中のBGMには全然できません!!素晴らしい!!
「和製ジャミロ」感が出ているのは特にベースラインでしょう。オクターブとかゴースト感とか特にStuart Zender。しかし「どこを探しても見つからない」曲であることは間違いありません。
「THE BAY」収録のオススメ曲
人気曲をおさえたところで、まずアルバム作品「THE BAY」から3曲聴いてみましょう。
社会や世の中の変なところを指摘した曲が数曲みられ、ふだんなかなか言えない本音を代弁してくれたかのような安心感を得ることができます。とくに通勤列車で聴けば幾分か心が穏やかになる気が。
生きづらい世の中で心の拠り所となるようなアルバム作品です。