元キャプテン・桜井玲香の卒業ソロソング!
「時々思い出してください」は、24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」に収録されている楽曲です。
2019年9月4日リリースのこの曲は、我らが(元)キャプテン桜井玲香の卒業に際して作られたソロ曲です。
お茶目なキャラや、そのポンコツっぷりが人気だった彼女。
そんな彼女の卒業ソングの歌詞を、今日は解説していこうと思います。
多くの人が涙したこの曲。
彼女がのちの世代に託した「守るべきもの」とはなんだったのか。
乃木坂ファン、玲香推しは必見です!
8年間の思いをのせて
言い表せない強い決断
どんな言葉で伝えようか 決心してから迷いました
どうしてサヨナラを選んだのか 正直なその気持ち
出典: 時々思い出してください/作詞:秋元康 作曲:杉山勝彦
王道バラードのゆったりしたメロディーに真っ直ぐな歌詞が乗っかるこの曲。
その真っ直ぐさが際立つこの最初のフレーズです。
決めた後に、どう言えばいいか迷う。
普通は逆のような気がしませんか?
大きな決断をするときには、理屈をこねくり回して考える。
あーしようかな、いや、そしたら誰が不幸になる、云々。
挙げ句の果てには同じことを何度も考えていることに気がついて、ため息が出る。
しかし、そうではなく、決めてから言葉を考え出したわけです。
よっぽど強く、静かな決断だったのでしょう。
本当の気持ちだけで決断ができる人は強いと思います。
本当の理由・気持ちはいつだって言葉で表すのが難しいくらい複雑です。
だから何かを決めるときには他人の目線を気にしたり、誰かのことを考えたりして悩むもの。
でも決断を先にできた、この歌詞は桜井玲香自身の素直な性格をきちんと表現できていると思います。
アイドルという奇跡
できることならば いつまでたってもここにいたいって思ってました
きっと誰もがそう願う私たちの夢の場所
出典: 時々思い出してください/作詞:秋元康 作曲:杉山勝彦
アイドルとは、どういう人でしょうか。
AKB48などで「会いに行けるアイドル」という言葉が流行りましたが、元々アイドルは「神」のような存在。
たくさんの人々から目線を集め、熱狂される非現実的な存在です。
そしてアイドルも、元々はそんなアイドルに憧れていたということ。
この部分の歌詞はそれをわかりやすく表していると思います。
私たちの立っているこの場所はみんながみんな立てるわけではない、多くの人の憧れの場所だということです。
また、そこに別れを告げることを惜しむ気持ちもみえると思います。
こんな素敵な場所を…
目の前には自分に夢中のファンがたくさん。
アイドルに実際になってみれば、その景色が当たり前のようにあるわけですね。
その中で、嬉しいこと傷つくこと、たくさんの経験をしていく。
そして、卒業するときに自分の偉大さにいい意味で気づくのでしょう。
アイドルという存在になれたこと、ステージに立てることが素敵な経験だったとこの歌詞はいっています。
守るべきものって何?!
守らなきゃいけないものは
次の世代へと繋げばいいと気づきました
出典: 時々思い出してください/作詞:秋元康 作曲:杉山勝彦
4期生の存在
この曲は24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」の中に収録されています。
この「夜明けまで強がらなくてもいい」は、ある意味で特別な曲なのです。
それが、4期生がセンターであるということ。
乃木坂46は新メンバーが入ればそのメンバーの1人2人がセンターを務めるシングルがリリースされます。
堀未央奈センターの「バレッタ」しかり、大園・与田ダブルセンターの「逃げ水」しかり。
そしてこの「夜明けまで強がらなくてもいい」は4期生の遠藤さくらがセンターを務める曲です。
1期生である桜井玲香が新しく加入する4期生に向かって語っている歌詞だとも考えられますね。