Eve【おとぎ】アルバム全曲解説！おとぎの世界で奇才に出会おう！「僕らまだアンダーグラウンド」も収録

アコースティックギターで演奏されるしっとりとしたナンバー。

コードチェンジの音がエンディング曲によく合います。

楽器の主張が少ないので歌声がきれいに響きます。

Eveの声に浸りたいときにおすすめの曲と言えるでしょう。

映画を見終わった後のエンドロールのような楽曲です。

1曲目の「slumber」と同じく歌はありません。

楽器の音色をコーラスで完結しています。

間の9曲を締めくくるのにちょうどいい曲。

これまで聞いた曲を振り返るに時間に当てたいですね。

ちなみに”dawn”は”夜明け、あけぼの、（物事の）始まり、兆し”の意。

今まで眠っていた感情を解き放つような目覚めとなる瞬間です。

このアルバムを聴いて新しい朝を始めるのも乙です。

アニメーションや都会の描写が多いEveのMV。

東京オリンピックで盛り上がる中、様々な矛盾を抱える東京です。

外国人の受け入れや人手不足。

日々、東京で暮らす中でインスピレーションを得たモノがあるのでしょう。

摩天楼や地下鉄、人込みは東京ならでは景色。

慣れないうちは不安に駆られることもあるでしょう。

人が多いと自分を見失うこともあります。

雑多な情報に惑わされ、無駄な買い物をしてしまう。

しかし、心は満たされない。

そんな日本の現代社会をテーゼにしたアルバムです。

人によって感じるモノは多種多様。

何度もアルバムの歌詞を聴くことで得られるひらめきもあるでしょう。

ただの音楽とは言い切れない奥深い感情が渦巻いたアルバムです。

気になった方は店頭に足を運んでみるといいかもしれませんね。

Eveのように独創的な世界観を持った米津玄師も気になる女子大生に。

Eveをきっかけにアニメーションにも興味が湧いた女子中学生に。

Eveに影響を受けて自分でも歌を歌ってみたくなったあなたに。