もし「きみ」に恋人ができたら……
ひとつ前の恋の話
いつか僕に話したね
安心して頼られるたびに
弱気になる
ああ きみをだれかにね
さらわれたなら 耐えられないくせに
出典: https://twitter.com/jj_1986_jj_b/status/901447116173615107
2番でも冒頭から、苦しい胸の内が歌われています。
「きみ」は「僕」のことを友達として見ているから、安心して恋バナをしてくる。
でも当然「僕」はそんな話は聞きたくないので、顔で笑って心で泣いている状態。
また、「きみ」が他の誰かのものになってしまったら……と思うと、告白できないもどかしさと、「他の男に取られたくない!」という独占欲がわいてきて、苦しい気持ちに拍車がかかってしまいます。
知り合う前に戻りたい
言えないよ 好きだなんて
誰よりもきみが近すぎて
言えないよ 恋だなんて
お互いを知らない
季節に時計(とき)を戻せたら
出典: https://twitter.com/heart_lovesong/status/921331537840189442
2番のサビでは、「きみに恋しているなんて言えない」という切ない気持ちが描かれています。
「きみ」と知り合う前、そして友達として仲良くなる前に戻れたら、こんなに苦しい思いはしなかったはず。
恋がこんなにつらいなら、いっそ知らない人のままでいたかった……という気持ちが、痛いほど伝わってきます。
キライになれたら楽なのに
きみをキライになる理由を
100まで数えるけど
ひとりぼっちの夜が来ると
強がりまで振り出しさ
出典: https://twitter.com/n___m29/status/922918020753666048
サビの部分と同じくらい、切なさや共感を呼ぶのがこの部分ではないでしょうか。
いっそのことキライになれたら楽なのに……と思って、相手の嫌なところを一生懸命考えても、そう簡単に恋心は消えてくれません。
特に「ひとりぼっちの夜」には、寂しさが募るので強がることもできない。
「好きだ」と言えない相手を好きになってしまったつらさや切なさが、この部分には凝縮されているように思えますね。
まとめ
異性の友達に恋をしている気持ちをストレートに描いたこの曲は、同じ境遇に置かれている人はもちろん、過去に同じ経験をしたことがある人の心を揺さぶります。
また、しっとりと伸びやかな声で歌い上げる郷さんの声が、更に切なさを加速させています。
もどかしさと切なさが感じられるフレーズがぎゅっと詰まったこの曲は、だからこそ多くの人の共感を呼ぶのではないでしょうか。
郷さんが得意とするノリノリの曲はパフォーマンスに圧倒されますが、バラードの曲はパフォーマンスがない分、その歌声が心の中に沁みてきます。
まだこの曲を聴いたことがないという人は、ぜひ以下の動画で「もどかしくて切ない恋心」を体感してみてくださいね。
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