君は輝く星だと称賛する中で、不意に投げかけられる問いがあります。
君という星の周りを回っている惑星に、気付いているかい?と。
君が星=スターであることにちなんで、惑星ということなのでしょうか。
いずれにしても、随分と意味深なフレーズであるといえます。
惑星=主人公?
今回は、【Shine A Light】の主人公を男性と仮定して話を進めています。
今までのストーリーの流れを考えると、惑星=主人公であると考えるのが妥当ではないでしょうか。
星の周りを巡る惑星のように、陰ながら日々彼女を応援している(=照らしている)のだと考えられますね。
別の誰かである可能性も…
ストレートに読み込めばそういうことになりますが、話題沸騰中のJO1の曲です。
何か捻った部分があるのではないかと、ついつい深読みしてみたくなります。
穿った見方になるかもしれませんが、敢えてこういうストーリーはいかがでしょう。
実は彼女には既に別の相手、あるいは新しい相手になる候補の誰かがいます。
そして主人公はその存在に気付いていて、「その人が陰ながら支えてくれているんだ」と知らせているのです。
そんなことして何になるの?という声が聞こえてきそうですが、それも全ては彼女を思ってこそ。
そういう相手がいることを知らせて、その人と幸せになればいいと思っていると考えることもできますね。
さすがにこれは、深読みのし過ぎでしょうか。
切ない想いは止まらない
止まらないこの想い
この世界は君で溢れる
出典: Shine A Light/作詞:YOSUKE・Alive Knob・SEION 作曲:Minyoung Lee(EastWest)・Yeul(1by1)
陰ながら見守ることしかできないけれど、彼女への気持ちが止まらない。
主人公を取り囲む世界が彼女で溢れるほどに、相手のことを大切に思っている。
あくまで一歩身を引いた立場で見ているという設定の上ではありますが、切なさも感じられないでしょうか。
MVでは、代わる代わる現れるJO1のメンバーの仕草にも注目しましょう。
「自分の選択に納得はしてるけど、それでも溢れる気持ちは止められない…」といった雰囲気を感じませんか。
加速していく想い
走る心はon and on
たった一つの光
君と一緒にいれば
完璧な夢になれる
走り抜ける飛んで行ける
抱きしめてStarlight
出典: Shine A Light/作詞:YOSUKE・Alive Knob・SEION 作曲:Minyoung Lee(EastWest)・Yeul(1by1)
on and onには、「さらに繋がる」「さらに続く」といった強調の意味が含まれています。
「走る心」とはつまり、彼女に向かっていく自分の気持ち。
引用2行目のフレーズは、彼女のことを表しているとも想像できます。
君と一緒にいればこんなことができる、完璧な存在になれる、どこにだって難なく行けるんだ。
1度は諦めたのに、どんどん加速していく想いを感じずにはいられません。
Starlightの解釈
このパートの最後にあるこの歌詞は、単純ですが難解な1文でもあります。
流れからいくと、主人公がスターである彼女を抱き締めたいといっているようにも思えます。
その一方で、これは主人公から彼女への、さらなる応援だとも考えることができませんか。
彼女に対して加速していく自分の想いを知ってなお、彼女にさらに高みを目覚せと背中を押しているのです。
それによって自分と彼女はずっと遠くに離れてしまうけど、それも彼女を思えばこそ。
あくまで彼女自身の幸せを真に考える、主人公の強い気持ちが胸に迫るようです。
メンバーたち裏側を知るとさらに深く入り込める!
ここで、ちょっとした裏話を1つ。
ずばり、太平祥生と鶴房汐恩なのですが、彼らのJO1結成前の裏側を知ると歌詞にさらに深みが出るはずです。
共に同い年のメンバーである太平と鶴房は、かつては衝突することもあったそう。
決して円満とはいかなかった2人ですが、今ではそれぞれJO1というグループの一員です。
その結果、互いを思い合うように歌っているのです。