溢れる感謝を伝えて

嵐【スケッチ】歌詞の意味を徹底考察!「君」が表すものは?嵐の歴史と交わるストーリーに注目の画像

楽曲「スケッチ」は、貴重なアルバム「ウラマニア」に収録されたものです。

作詞、作曲からアルバムのデザインまで、メンバーの手作り感が溢れる逸品。

歌詞の主題となっているのは、からファンへに贈るメッセージです。

日頃の感謝や、いたわり、そしてこれから目指す方向性が示されます。

曲が作られたのは、2004年。

アルバムに収録されたのは2012年です。

時が経っているからこそ、彼らの躍進がどんどん実現していることも実感できます。

しかし時の経過に関わらず、嵐5人が抱く感謝の想いは変わっていないはず。

歌詞は熟読の価値アリです!

曲名「スケッチ」に込められた意味

「スケッチ」とはもともと、美術用語です。

改めて意味を確認してみましょう。

絵画における基本的な作業で、美術の訓練としても行われる。主に鉛筆を使用し、スケッチブックに描き留める。彩色を行う場合もあり、スケッチしたものを、水彩や油彩、版画の作品に仕上げることもある。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/スケッチ

上の引用部分を見ても分かるように、スケッチとは粗削りの絵です。

画伯のスケッチには高値がつきますが、すべての絵がそうなるわけではありません。

いわば下書き、瞬間を切り取ったシンプルな絵と表現することもできるでしょう。

楽曲「スケッチ」に込められているのも、まさにこのような意味ではないでしょうか。

意味1  まだまだ下書き

嵐【スケッチ】歌詞の意味を徹底考察!「君」が表すものは?嵐の歴史と交わるストーリーに注目の画像

美術用語「スケッチ」は、絵の下書き的な意味合いも持っています。

色塗りや修正などはこれからで、まだ完成には届かない絵なのです。

しかし、これは決して悪い表現ではありません。

曲名「スケッチ」が表すのは、嵐の伸びしろです。

一度絵を完成させてしまうと、それを修正するのには大変な労力がいります。

むしろ最初から書き直してしまった方が早いかもしれません。

グループ「嵐」という絵は、まだ下書きの状態です。

これからどんな色にも仕上げていくことができます。

まだ色がついていない状態は、嵐の可能性を示しているのです。

意味2 今現在の自分達を切り取る

絵とは、目の前にあるものを切り取って描く作業といえるでしょう。

風に吹かれている木を見て、木の一瞬をキャンバスに切り取るのです。

風に揺れて木の葉が翻る、枝がしなる一瞬。

絵に描いたものを動かすことはできないので、瞬間を切り取るしかありません。

楽曲「スケッチ」にも、瞬間を切り取るという意味があるのではないでしょうか。

この曲が切り取るのは、「今現在の、等身大の嵐」の姿です。

5年間の間に経験してきたこと。

見てきたいろいろな景色。

今感じている感謝の思い。

次なる目標に向かう躍動感。

「スケッチ」制作当時の思いを最大限に歌詞に込め、曲という形に仕上げたのです。

しかし、ここが嵐の終着点ではありません。

絵には、これから色付けや額装という作業が残っています。

途中経過ではあるけれども、「5年目の思い」をまとめたような曲。

タイトルには、そんな意図も込められているかもしれません。

いよいよ歌詞解説!

始まりは感謝から

まずは大きな感謝の言葉を

出典: スケッチ/作詞:櫻井翔,二宮和也 作曲:二宮和也

歌詞はストレートに「感謝」から始まります。

それも、ただの感謝ではありません。

込められているのは心からの想いです。

嵐好きの人の中には、「嵐のことを思うと頑張れる」という人も多いかもしれません。

一見すると、ファンの方が嵐に支えられているように見える構図です。

それなのに、嵐の方から感謝を伝えられています。

どこに「ありがとう」と伝えてくれているのか、これから掘り下げられていきます。

これまでを振り返る