始まりは5人で乗ったヨットだろ
あれを大人と呼ぶのは酷かも
5年てのは短くはないって事だよ
出典: スケッチ/作詞:櫻井翔,二宮和也 作曲:二宮和也
嵐結成当時の思い出を振り返るフレーズです。
ご存知の方も多いと思いますが、嵐の結成会見はハワイの船上で行われました。
メンバーそれぞれがハワイに集まれた事情も多様で、そこには運命すら感じます。
もしかすると、当時の5人は単なる偶然だと思っていたかもしれません。
当時の映像を振り返ると、5人それぞれがまだあどけなく可愛らしくも見える顔立ち。
年齢的に見れば10代後半から20代前半であり、青年と呼べるか呼べないかくらいです。
「大人のつもり」だったかもしれませんが、振り返ると気恥ずかしいのでしょうか。
しかし、そんなデビューから「スケッチ」のリリースまで、すでに5年。
これは他の曲にはない、非常に具体的な数字ではないでしょうか。
「スケッチ」当時の自分達をそのまま表す、嵐にとってのリアルです。
駆け抜けてきた年月を振り返ると、意外にたくさんの思い出があるのでしょう。
「長いようで短い」とはよくいいますが、逆に短いようで長く感じているようです。
思いが重なっていく
元々 絆は微か
でも 会わない日なんか僅か
「さぁ このままずっとずっと遙か」
って 今互いの想い分かるんだ
出典: スケッチ/作詞:櫻井翔,二宮和也 作曲:二宮和也
嵐の5人は、公私ともに仲が良いこともあって、温かい雰囲気があります。
しかし、デビュー前から5人で仲良くしていたわけではありません。
事務所を辞めようと考えていた人。
「すぐに解散するんじゃないか」と思っていた人もいたようです。
いうなれば、当時の5人が考えていた方向性はバラバラ。
「嵐は長く続くグループになる」と思っていたメンバーはむしろ少ないかもしれません。
けれど長く活動するうちに、どんどんお互いのことが分かるようになっていきました。
嵐は5人全員でお仕事をする機会が多いのでしょうか。
歌詞にもある通り、顔を合わせない日の方が少ない様子です。
共に時間を過ごすうちに、5人の中にチームワークにも似た思いが生まれていきます。
バラバラだった思いが「やりつづけたい」という1つの思いに集まっていくのです。
自分たちの活動に、まっすぐ
だから 気にもならない よそなど
輝ける場所は ここだと
声高に叫ぶ同志と
聞いてるあなたも含む”同志よ”
出典: スケッチ/作詞:櫻井翔,二宮和也 作曲:二宮和也
1つの思いで結束した嵐は、チームワーク抜群です。
他のグループと比べて落ち込んだり、悦に入る気はありません。
どのグループ、歌手にも、それぞれ成長のペースがあります。
嵐は嵐のペースで進化を続けているのです。
嵐のメンバーは、5人と思われがち。
しかし当の5人は、もっと広い視野で「嵐」を捉えています。
今「スケッチ」という曲を聞いているファンのことも仲間と考えています。
ステージに立って歌うか、客席にいるかの違いしかありません。
別曲の歌詞から思いを伝える
ALL or NOTHINGより
「もういいよ」
ただ俺らついておいで
流した涙は拭いておいて
いついつまでも I wanna be w/u
いついつまでも We wanna be w/u
出典: スケッチ/作詞:櫻井翔,二宮和也 作曲:二宮和也
いつまでも悲しい気持ちを引きずることはありません。
今までファンに応援され、成長してきた嵐です。
ここからは、嵐がファンを引っ張っていきます。
「I wanna be with you」は、「あなたのそばにいたいんだ」という意味です。
同時に嵐の楽曲「All or NOTHING」からの引用でもあります。
A・RA・SHIより
寝ずとも朝まで語り
嵐ってものがやっと分かり
さあ巻き起こそう その扉が開いたら
“俺らが止まる所じゃないから”
You are my sunshine and you are my soul, soul.
ゆずれない想い誰も邪魔できない
出典: スケッチ/作詞:櫻井翔,二宮和也 作曲:二宮和也