「サピエンス」冒頭の歌詞では「貴方」だったのに、ここではひらがなの「あなた」になっています。
別の人でしょうか?
もしかすると、この曲を聴いているリスナー一人一人のことかもしれません。
この人もやっぱり人間なわけで、いつもどこか間違った状態で突っ走っているようです。
「泥水」を蹴りながら走っているのも、人間だからできることといえます。
何故なら機械がそんなことをしたら、水が内部に入って故障の元になってしまいますから。
それから「あなた」は突き進んだ末に転んだ、つまり失敗してしまったようです。
主人公も一緒に転んでしまったとも考えられます。
足元が泥水だったから、きっと泥んこになっているでしょう。
しかし人間なら、転んでも泥だらけになっても平気です。
それどころか泥んこな互いを見て笑い合えてしまえる。
一方機械は衝撃に弱いので、一度転んだらそれだけで壊れてしまいます。
さらに転んでも笑い合えるのも、人間ならではの愛しさでしょう。
「サピエンス」を通して伝える星野源のメッセージとは
「サピエンス」は最初から最後まで人間と機械の違いを歌う歌詞でした。
人間は間違えたり失敗したりしますが、機械は間違えることも失敗することもありません。
しかし機械にはできないことが人間にはできます。
機械は完璧に演奏できますが、音楽を作ることはできません。
それに人間なら少し転んでもまた立ち上がれます。
つまり星野さんは、「人間でも良いじゃないか」というメッセージを送りたかったのではないでしょうか。
間違えても失敗しても良い、「完璧ではない人間」を肯定するのが「サピエンス」です。
今日はAIなどの発達で「人間と機械」というキーワードが、日に日に重要になってきています。
「機械に仕事を奪われるかもしれない」という話もありますね。
それでも人間にしかできないことがある筈です。
時事ネタも兼ねた、全ての人間への応援ソング。
それが「サピエンス」という曲の本当の姿なのかもしれません。
星野源が贈る「人間」への応援ソング
「サピエンス」の歌詞について解説しました。
完璧に成し遂げたい、失敗したくないという気持ちは人類にとっての理想です。
ですが本当に完璧で失敗しなくなると、それはそれでもっと味気ない世界になってしまうでしょう。
それに転んだところに新しい「ユリーカ」もあるかもしれませんよ!
完璧を求めて生きづらさを感じている人は、是非星野さんの「サピエンス」を聴いてみてください。
曲調もポップで楽しいので、気分も明るくなります。
星野源【Pop Virus】歌詞の意味を独自解説!あなたも感染?!音楽に浸る喜びを拡散しよう! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
星野源の『Pop Virus』に感染すると、どうなってしまうのでしょうか。歌詞の意味を知れば、感染したいと思う方がいるかもしれない?!音と愛を拡散する『Pop Virus』の歌詞に迫ります。
「サピエンス」が収録されているアルバム「POP VIRUS」の表題曲はこちら!
「ウイルス」と聞くと、あまり良いイメージを感じられないかもしれません。
しかし星野さんが歌うこのウイルスは、感染すると楽しいことが起こりそうです。
ウイルスという生き物目線で、いったいどんな物語が語られるのでしょうか?
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