ないものねだりブルース
皆安らぎを求めている
満ち足りてるのに奪い合う
愛の影を追っている
出典: https://twitter.com/sanrioNako/status/855289994956554241
「ブルース」は、ジャズの基盤となった民族音楽の一つですが、どこか哀愁を感じる音楽ですね。この曲もどこか悲しげなメロディーが印象的ですよね。
自分のところにある「愛」を見ないで、他人の愛ばかり欲しくなる。
「愛」はそこにもあるはずなのに、ないものを求めて嘆き歌っているんだという歌詞ですね。
その姿はどこか切なく滑稽でもあります。
退屈な毎日が急に輝き出した
あなたが現れたあの日から
孤独でも辛くても平気だと思えた
I'm just a prisoner of love.....
I'm just a prisoner of love
出典: https://twitter.com/crew_KS_/status/815550038919155712
「あなた」が現れた時に、電撃が走ったように世界が明るくなっていったことが分かりますね。曲もサビ前までの無機質な音から、音楽が劇的に踊ります。
「あなた」の存在に心奪われ、どんな時にも「平気」と思えるほどの強い愛があふれ出てきています。
その姿はまさに「愛に捕らわれた囚人=愛の虜」。
「I'm just a prisoner of love=私はただの愛の虜」という意味ですね。
病める時も健やかなる時も
嵐の日も晴れの日も 共に歩もう
I'm gonna tell you the truth
人知れず辛い道を選ぶ 私を応援してくれる
あなただけを友と呼ぶ
出典: https://twitter.com/JK_lylics/status/593626002267312128
「病める時も健やかなる時も」というフレーズを聴いたことはありませんか?
そう、結婚式です。このフレーズで人生を全てかけて愛し、どんな時でもあなたと一緒に居たいという強い想いが感じられます。
「I'm gonna tell you the truth=私はあなたに本当のことをいう」となり、「あなただけを友と呼ぶ」という歌詞には、今まで孤独でつらい道を歩いてきたことが連想できます。
強がりや欲張りが無意味になりました
あなたに愛されたあの日から
自由でもヨユウでも一人じゃ虚しいわ
出典: https://twitter.com/fujimitan_0417/status/392928956975812609
I’m just a prisoner of love
Just a prisoner of love
出典: https://twitter.com/a__chamu100/status/884314888612438016
一人で生きていた主人公は、強がったり欲張ったりという強い気持ちで世間と闘ってきたのでしょう。そのおかげで、自由で余裕のある暮らしを手に入れてきたのかもしれません。
しかし、「愛」の前では、そんなものは無意味だと気が付くのです。
あなたに愛されることが、富や名誉を得るよりも幸せだと感じていますね。
Oh もう少しだよ
Don't you give up
Oh 見捨てない 絶対に
出典: https://twitter.com/fujimitan_0417/status/392928956975812609
残酷な現実が二人を引き裂けば
より一層強く惹かれ合う
いくらでもいくらでも頑張れる気がした
出典: https://twitter.com/ailufelyne/status/226164536749748224
I’m just a prisoner of love
Just a prisoner of love
出典: https://twitter.com/a__chamu100/status/884314888612438016
「Don’t you give up=諦めるな」と言っているのは、二人が残酷な現実に引き裂かれそうになっているからではないでしょうか。
私は絶対に見捨てないから。
ここにも「愛」が得られないなら、更に「愛」欲しくなって惹かれ合うという、ないものねだりが出てきていますね。
ありふれた日常が急に輝きだした
心を奪われたあの日から孤独でも辛くても平気だと思えた
I'm just a prisoner of love
Just a prisoner of love
出典: https://twitter.com/Pika_10h/status/709028178849701889
Stay with me, stay with me
My baby, say you love me
Stay with me, stay with me
一人にさせない
出典: https://twitter.com/AYAKA_HikkiLove/status/861596379113705472
ラストには、「Stay with me=離れないで」と何度も繰り返します。
「say you love me=愛しているといって」という言葉は、純粋な愛ではあるものの、どこか執着を感じさせる雰囲気があります。曲の中に登場してくる2人は、きっと周りから祝福されていないのでしょう。
だからこそ、より深く結びつきその愛に執着しているように感じます。
そしてその姿こそタイトルである「Prisoner of Love=愛の囚人」なのでしょう。