レキシの「KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ」ってどんな曲?

【KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ/レキシ】テーマは○○!話題の今作を徹底解剖♪の画像

「KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ」は2016年6月22日に発売されたレキシ5作目のアルバム、「Vキシ」に収録された楽曲です。

このアルバムの名前は、特にこのジャケットの字の感じから、普通にれきしと呼んでしまいそうになりますが、よく観るとカタカナのレではなくアルファベットのVですね。

読み方はヴィキシです。

5作目のアルバムということで、ローマ数字の5を意味するVにちなんで付けたそうです。

ネコカミノカマタリって誰!?ヒントは曲名にあり!

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ネコカミと聴けば誰だかわかると思いますが、レキシネーム・ネコカミノカマタリはキュウソネコカミです。

「KMTR645」という曲名自体が、キュウソネコカミの「KMDT25」のパロディーなので、曲名だけでファンの方はピンときたかもしれませんね。

大化の改新をモチーフにした曲であることから、「KMTR」=かまたりで、「645」は中大兄皇子や中臣鎌足らが蘇我氏本宗家を滅ぼした乙巳の変の後に行われた政治改変である大化の改新が行われた年号、645年から来ています。

 「蘇我入鹿」(そがのいるか)という名前から、イルカの鳴き声をモチーフにしている「キュキュキュ」と繰り返す歌詞がキャッチーで、ライブでも観客席に投げ込まれたイルカの浮き輪が跳ね回り、とても盛り上がる一曲です。

キュウソネコカミ総出演のMVが最高!各メンバーのレキシネームも一挙公開!

レキシとしては初の、演奏シーンがあるMVは、キュウソネコカミメンバー総出演の素敵な仕上がり。

MV最初にバンドメンバー全員のレキシネームが書かれていましたが、ついていけなかった方のために、全員分公開します。

  • ヤマサキセイヤ→ヤマサキ春の藩祭り
  • オカザワタクマ→カズマックス江戸を疾走る
  • カワクボタクロウ→一富士二鷹サンタクロース
  • ヨコタシンノスケ→おら、たかすぎしんのすけ
  • ソゴウタイスケ→退助は自由だ!

「今なら古いお皿、もらえるキャンペーン実施中♪」とレキシもコメントをしていますが、某製パンメーカーのキャンペーンと幕藩体制の藩から来ているレキシネーム、ヤマサキ春の藩祭りはキュウソネコカミのボーカル兼ギターのヤマサキセイヤさんですね。

MVの中では蘇我入鹿を演じ、イルカの着ぐるみ姿がとっても可愛いです。

MVではレキシ演じる中臣鎌足が斬りかかる...!?

レキシは中臣鎌足を演じており、MVではみんなで仲良くボーリングやカラオケ、卓球、プリクラと遊びつくした後、楽しく遊んで油断した蘇我入鹿に乙巳の変よろしく斬りかかろうとします。

しかし...、結局斬ることはできず、二人は抱き合ったのでした。

「生まれ変わったら一緒に蹴鞠で遊ぼうか」という歌詞もある通り、中臣鎌足と蘇我入鹿が仲直りするMVの結末にほっこりしますね。

「KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ」を詳しく解説!

ここからはレキシの魅力が詰まった「KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ」の歌詞を紹介します。

面白い中にちょっと切なさもある歌詞の世界をお楽しみください。

「かまたり」でこんなに韻って踏めるもの!?秀逸な歌詞!

かまたりかまたり 泣いたり笑ったり
願ったりかなったり 時にはキック蹴鞠
かまたりかまたり 悪のり横ノリ
はまぐり大好き 食べたりかまたり

出典: https://twitter.com/tougenkyounow/status/755315327047602176

中臣鎌足の「かまたり」から、とにかく韻を踏みまくる歌い出しです。

「時にはキック蹴鞠」「悪のり横ノリ」「はまぐり大好き」という歌詞通り、MVでも「蹴鞠」をしたり、カラオケで「横ノリ」したり、ヤマサキさんが「はまぐり」を食べたりと大忙しでしたね。

歌詞に何度か「蹴鞠」というワードが出て来ますが、史実でも中大兄皇子と中臣鎌足の出会いは、飛鳥寺の蹴鞠の会だったそうです。

きちんと歴史の知識も盛り込まれているところもレキシの魅力ですね。