繋げ!
笛の音が鳴り響くまで “もう一度”がない試合で
がむしゃらに走り続ける僕ら
追いかけた ボールの先に掴んだものがある

出典: 繋げ!/作詞:Saki Misaka 作曲:Ryo Oginome,Ryo Hanai,Tomoki Kiuchi

ここから1番のサビパートです。

1行目に楽曲のタイトルが叫ばれることから、この楽曲本質がここにあることが分かります。

そして、2行目では「試合」という言葉が登場することから分かるのはこれがスポーツの試合であること。

サビ前までの歌詞に登場していた仲間というのは、部活の仲間であったことが判明します。

そして3行目、今までの努力の結果を出そうと一生懸命に走る主人公たち。

そして、4行目で「ボール」という単語が登場することから、球技をテーマとしていると分かるのです。

この楽曲応援歌にも選ばれていることにも納得できます。

この楽曲の主題が、頑張る学生への応援であることが分かる表現が散りばめられているパートです。

これまでのことを思い出す

繋げ!
忘れられない涙も あの日の悔しさも全部
二度と味わえない軌跡になる
今、抱きしめて伝えたい みんなへの想いを

出典: 繋げ!/作詞:Saki Misaka 作曲:Ryo Oginome,Ryo Hanai,Tomoki Kiuchi

ここでは、今までに経験した全ての日々を肯定する表現が登場します。

2〜3行目では、今までに感じた負の感情が昇華される瞬間を描いているのでしょう。

それらを共有した仲間の存在によって忘れられない学生生活となったのです。

また4行目では、これまで一緒に頑張ってきた仲間たちへの感謝の気持ちが綴られています。

この「試合」までの苦悩や葛藤に満ちた日々。

それを共に乗り越えてきた大事な仲間たちです。

2番

影で支えてくれた人

生意気な僕らを支えてくれた
いちばん近くに居てくれた人
当たって ケンカしちゃったけど 全部宝物なんだよ

出典: 繋げ!/作詞:Saki Misaka 作曲:Ryo Oginome,Ryo Hanai,Tomoki Kiuchi

ここからは2番に入っていきます。

1〜2行目で登場する「」は誰なのでしょうか。

「僕ら」の中に含まれていないことから、これまでのような「仲間」とは違う人のようです。

この部分で似て非なる存在ということが分かります。

これが部活動を題材にしているということを考えれば、これはマネージャーを指しているのでしょうか。

いや、もしかしたらそれだけでは足りないかもしれません。

「試合」に出る選手の彼らを近くでずっと見守ってきた存在。

周りで自分たちを見守った全ての人を指しているとも考えられる表現です。

つまり、家族先生監督など全ての人に対しての言葉にも受け取れます。

ここでは、そんな人々全員に対して、感謝の意を示しているのでしょう。

挫折の中でも

うつむいてしまう そんな日もあったね
でもみんなが居たから 上手くいかないときでも 踏み出せたよ

出典: 繋げ!/作詞:Saki Misaka 作曲:Ryo Oginome,Ryo Hanai,Tomoki Kiuchi

そしてここでも、そんな「みんな」に対しての感謝を述べています。

なかなか成果が出ない毎日。

そんな中でも、彼らの背中を押してくれたのは周りで見守ってくれた「みんな」でした。

そのおかげで、今日まで部活動を続けてこられたのでしょう。

そんな背景がこの歌詞パートから想像できます。

サビ(2番)

繋げ!
笛の音が鳴り響くまで “もう一度”がない試合で
がむしゃらに走り続ける僕ら
追いかけた 日々の先に ゴールが見えずとも

出典: 繋げ!/作詞:Saki Misaka 作曲:Ryo Oginome,Ryo Hanai,Tomoki Kiuchi

ここからは2番のサビへと入っていきます。

3行目までは1番と同じですが、4行目の表現のみが変更されているのです。

ここでは、今まで頑張ってきたことが明るい未来に繋がっていると信じきれない彼らがいます。

けれども頑張ってきたことは疑いようのない事実です。

彼らは不安を払拭しようと、前へと進んでいます。

繋げ!
僕ら涙を堪えた あの日の自分越えたいよ
笑顔でみんなのもと 帰れるように
ちょっと照れくさいんだけど 今、伝えたいよ…

出典: 繋げ!/作詞:Saki Misaka 作曲:Ryo Oginome,Ryo Hanai,Tomoki Kiuchi

今まで、何度も辛酸を嘗めてきた彼ら。

集大成となる「試合」の中で、自分たちの雪辱を果たしたいという気持ちがあるのでしょう。

そして、3行目では未来のことを想像しています。

「試合」が終わった後に、満足して「みんな」と共に笑い合いたい

そんな思いが伝わってきます。

そして、4行目では「あること」を伝えたいといっているのです。

ここで伝えたいことというのは何なのでしょうか。

その答えは次の歌詞パートにありました。