「誰か、海を。／Aimer」はアニメ○○のED曲！作詞・作曲はなんとあの人…？！歌詞の意味にも迫る！

よろしければ、まずはこちらの動画をご覧ください。冒頭から1分30秒まで流れている曲が、今回ご紹介する「誰か、海を。」のPVです。

まるで海の底に居るかのような圧迫感。耳に触るスクラッチノイズ。切迫感のあるAimer（エメ）さんの歌声。

聴いているだけでここまで不安感を煽られる楽曲はこれまでにあまりありません。

「誰か、海を。」はこの独特な世界観に引っ張られて、何度も聴いてしまう人が続出している楽曲です。

フランス語で「好き」という意味の言葉をアーティスト名としたAimerさん。Aimerさんの歌う「誰か、海を。」は2014年9月3日にリリースされました。

この曲は、Aimerさんの2枚目のミニアルバム『誰か、海を。EP』に収録されています。ちなみに"EP"とは"extended play"の略で、マキシシングルやミニアルバムのこと。

このアルバムは「誰か、海を。」の他、歌手・阿部真央さんとのコラボ曲「for ロンリー 」や、バンド・Galileo Galileiが編曲した曲「眠りの森」など聴きごたえのある新曲が5曲収録されています。

詳しい収録内容は下記をご参照ください。

この曲は、ある有名作曲家とシンガーソングライターが作詞作曲を手掛け、アニメ『残響のテロル』のED曲になったことでも知られています。

こちらについては後ほど詳しくお伝えしますね♪

「誰か、海を。」がED曲となったのは、2014年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ『残響のテロル』。

『カウボーイビバップ』や『坂道のアポロン』を手掛けた渡辺信一郎さんが監督を務めた、完全オリジナルストーリーです。

こんなに不穏な曲がエンディングに起用されたアニメ『残響のテロル』とは一体どのようなアニメなのでしょうか？

『残響のテロル』は2人の男子高生が主人公です。

クールな九重 新と明るい性格の久見 冬二は、とある事情で世間に"復讐"するため、日本で連続爆弾テロ事件を引き起こします。

第1回目の爆発のときに現場に居合わせたのが、彼らと同じ高校に通う女子高生・三島リサ。

リサは学校ではいじめられ、家では強迫観念に駆られた母親に振り回される日々を送っています。

そんな彼女は辛い現実から逃れるために、新と冬二の"共犯"になることを選択するのです。

実は、新と冬二の"復讐"の背景には隠蔽された国家プロジェクトがありました……。

『残響のテロル』は生きる意味や正義のあり方などを見る人に問う、悲しい物語です。

「誰か、海を。」の作曲をしたのは『残響のテロル』で劇伴音楽を担当した有名作曲家・菅野よう子さんです。

作詞を担当したのはシンガーソングライターの青葉市子さん。お二人はこれまでどんな作品を世に送り出してきたのでしょうか？

この動画は、菅野よう子さんが作曲・キーボード演奏を担当している曲「Tank!」。フルバージョンは知らなくても、一部は聴いたことがある！という人が多いのではないでしょうか？

この曲がOP曲となったアニメ『カウボーイビバップ』は、作中の音楽もすべて菅野さんが担当しています。

菅野さんは作曲家・編曲家・演奏家・音楽プロデューサーを手掛けており、これまでに作曲したCMソングは1000曲以上とも言われているスゴイ人。

『創聖のアクエリオン』や『マクロスF』などアニメ音楽を担当することも多いのですが、今井美樹さんらアーティストへの楽曲提供もしています。

菅野さんが作曲した曲と言えば、2012年に発表された東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」も有名な曲ですよ。