Yogee New Wavesの『Good Night Station』をピックアップ!

Yogee New Waves【Good Night Station】歌詞解説!祝福の雨はいつ降る?の画像

都会的で、しかし牧歌的で、クールで、しかし親しみが持てる。

こうした楽曲を多数生み出しているバンドYogee New Wavesです。

今回は彼らの3rdアルバムから『Good Night Station』をご紹介します。

リード曲『Good Night Station』

Yogee New Wavesの公式YouTubeチャンネルにて『Good Night Station』のMVが公開されました。

この曲は3rdアルバム「BLUEHARLEM」のリード曲という位置づけです。

当初Short ver.のみでしたが、現在はFull Ver.が公開されています。

3rdアルバム「BLUEHARLEM」のリード楽曲で、既にラジオ等ではオンエアされている楽曲「Good Night Station」のミュージックビデオが完成しました!

出典: http://yogeenewwaves.tokyo/

煌々としたネオンサインと暗く沈むシルエット、サイケデリックな映像も混ざり合い浮遊感たっぷりのMVですね。

MVの映像と歌詞にはどのような関係があるのでしょうか。

『Good Night Station』というタイトルから想像すると……、駅?!

歌詞の世界を覗いてみましょう!

BLUEHARLEMのラジオ局からお届けします

実はYogee New Wavesがこれまでにリリースした3枚のアルバムは、ひとつの物語を成しています。

1st 2014年9月10日 PARAISO
2nd 2017年5月17日 WAVES
3rd 2019年3月20日 BLUEHARLEM

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Yogee_New_Waves

3rdアルバムで辿り着いた島「BLUEHARLEM」はとても美しく、元の世界に戻る気を失ってしまうほどでした。

しかし100%ハッピーな雰囲気に包まれている、ということではないようです。

詳細は「BLUEHARLEM」の特設サイトをご覧ください。

今回はストーリーの前提を踏まえた上で、歌詞内容に迫ります。

CDショップ大賞を始め、様々な賞にノミネートされた2nd ALBUMから約2年ぶり、「Bluemin’ Days」、「CAN YOU FEEL IT」、「Summer of Love」を含む、待望の3rd ALBUMが完成!

雨なの?晴れなの?

Yogee New Waves【Good Night Station】歌詞解説!祝福の雨はいつ降る?の画像

空をあけてみれば 木漏れ日でさ 眠いふたり

出典: Good Night Station/作詞:Kengo Kakudate 作曲:Kengo Kakudate

うとうとして瞼を閉じてしまったとき、瞼の裏側は真っ黒か、日差しが強い日は薄っすらと明るいかもしれません。

それは自分の中にだけ広がる「空」だと解釈できます。

ふたりともうとうとしているのでしょうか。

そのまま眠ってしまったら良いのにと思いますが、きっとそうもいかない事情があるのでしょうね。

どうやらふたりがいる場所は快晴のようです。 

くるくる回る 雨の音に耳を傾けているんだね

出典: Good Night Station/作詞:Kengo Kakudate 作曲:Kengo Kakudate

快晴のはずなのに、雨音の描写があります。これは何を表現しているのでしょうか。

実はこの曲、架空の島にあるラジオ局について歌われています。

ラジオが視聴者に届く原理をご存知ですか?細かい部分は以下のリンクが参考になるでしょう。

ラジオ局からの電波はコイルを使った回路を通っていきます。

コイルという言葉から思い浮かぶのは……、渦を巻く金属ではないでしょうか?

そこを沢山の音が通り抜けていくのを想像すると、歌詞の描写に納得がいきます。

つまり、ふたりは心地よい陽気の下でうとうとしながらラジオを聴いているのでしょう。