DA PUMP9枚目のシングル

当時は4人グループ

【DA PUMP/We can't stop the music】歌詞解釈!誰もが持つ心の叫びに注目の画像

「We can't stop the music」ダンスボーカルユニット・DA PUMPの9thシングル

DA PUMPといえば、3年半ぶりにリリースした最新シングル「U.S.A.」がいま話題となっていますね。

ミュージックビデオは公開から3日間で再生数が50万回を突破し、同年7月には3000万回、8月には6000万回を突破している

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/U.S.A._(曲)

MVの再生数もすごいです。

この曲を通じて、最近DA PUMPを知ったという若い人も多いかもしれません。

そんな人たちにとっては、DA PUMPといえば7人グループというイメージだと思います。

ですが、「We can't stop the music」を歌っていた当時は初期メンバー4人グループでした。

いまでは出身地もバラバラなメンバー達ですが、初期DA PUMPは全員が沖縄県出身

全員が沖縄アクターズスクール出身のグループとして有名でした。

現DA PUMPに残っているのはリーダーでありボーカルのISSAのみなんですね。

「We can't stop the music」は1999年リリースなので、なんと19年も前の楽曲

ISSAの声が少し若く感じますが、曲自体は全然古臭くないのでびっくりです。

人気絶頂期のリリース

【DA PUMP/We can't stop the music】歌詞解釈!誰もが持つ心の叫びに注目の画像

「We can't stop the music」は、1999年発売の楽曲だとご紹介しました。

当時DA PUMPは国内人気アーティストの1組としてJ-POP界を牽引する存在。

1998年から5年連続で「NHK紅白歌合戦」にも出演しており、まさに人気絶頂期に発売された楽曲なんです。

「We can't stop the music」は映画主題歌

映画「ドリームメーカー」主演はISSA

【DA PUMP/We can't stop the music】歌詞解釈!誰もが持つ心の叫びに注目の画像

「We can't stop the music」は、映画「ドリームメーカー」の主題歌に起用されています。

この映画では、ISSAが本名の邊土名一茶(へんとないっさ)名義で主演を務めました。

また、ヒロインとしてSPEED上原多香子が出演。

2人はこの作品での熱演で「第23回日本アカデミー賞」の新人俳優賞も獲得しています。

映画のストーリーと歌詞の世界観がリンクする部分が多いのです。

きっと、主人公の心の叫び声を歌にしたのが「We can't stop the music」なのでしょう。

詳しくは、次の歌詞の解説でご紹介していきます!

「We can't stop the music」の歌詞を解説!

鬱屈した日々と本音

【DA PUMP/We can't stop the music】歌詞解釈!誰もが持つ心の叫びに注目の画像

Don't be! Don't be! afraid baby, honey
it's fantastic groove! yeah!
Love & pride, this is my life
We can't stop the music!

思いのままに 荒ぶるのは 吐き尽くせぬ 心の叫び
クラクションに 刺激されながら 迷う時をこぶしで刻む

出典: We can't stop the music/作詞:m.c.A T 作曲:Akio Togashi

曲名にもなっている「We can't stop the music」。

音楽は決して止まらない、鳴り続ける音楽、といった意味ですね。

この音楽を鳴らし続けるのは誰なのでしょうか。

アーティストとしてのDA PUMPにも当てはまりますが……。

この後の歌詞を考えると映画「ドリームメーカー」の主人公がぴったりなんですね。

まずは映画のあらすじをご覧ください。

何をやっても中途半端な高校3年生のマサトは、暴走族・レッドヒートの麗香に自ら編集したテープのセンスを褒められたことから、音楽への興味を強くしていく。マサトは店長の姪である美希と一緒にアルバイトに夢中になるが、店の目の前に超大型のCDレンタル店がオープンしたことで、店は閉店の危機に追い込まれる。だが、マサトは店の地下室を利用して一夜だけのディスコ・イベントを開くというアイディアを思いつく。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ドリームメーカー

夢なんて持っていなかったマサトが、"音楽"という熱中できるものに出会い人生が変わっていく。

そんな様子が描かれている映画です。

このあらすじに沿って歌詞を改めて見てみましょう。

高校3年生、進路ひいては今後の人生について考えなくてはならない年齢です。

でも彼はただ改造バイクを乗り回して、なにもうまくいかない現実のストレスを発散しています。

自分にはなにか特別な才能があるはず。人とは違った人生を歩めるはず。

誰もがきっと一度は思い描く未来予想図です。

マサトにもそんな人生を夢見た時期があったのかもしれません。

しかし、思い描く未来が叶わないとわかった瞬間にそれは心に暗く影を落とします。

結局自分のこの人生ってなんだったの?

そんな思いを発散するために、バイクを乗り回していたのでしょう。

"迷う~"の部分に、このままじゃダメだという本音が垣間見える気がしますね。

こんな毎日じゃダメだけど、じゃあどうしたらいいの?

答えが掴めずにもがき苦しんでいるのでしょう。