高橋優【STARTING OVER】アルバムの収録曲を徹底解説！"再出発"の名に込められた想いとは

2018年10月24日、高橋優のアルバム「STARTING OVER」が発売されました。

このアルバムは高橋優としては、2016年11月発売の前作「来し方行く末」より約2年ぶりのアルバム。

待ち望んでいたファンも多かったのではないでしょうか。

このアルバムは2017年発売のシングル5曲と、2018年9月19日に発売された「ありがとう」を収録。

それにプラスして新曲9曲を交えた計15曲が収録されます。

これらシングル曲は全てタイアップ起用されており、高橋優の破竹の勢いが実績として体現されていますね。

そういった意味では、「STARTING OVER」は重要なアルバムです。

2017年～2018年の高橋優が如何に勢いづいているか、証明してくれるアルバムと言えるでしょう。

以下収録曲一覧です。

更にニューアルバムの発売に合わせ、カドカワより特集雑誌が発売されることが決定しています。

タイトルは別冊カドカワ総力特集高橋優「高橋優が叫ぶ”リアル”」。

2010年の正式デビュー前から「福笑い」が東京メトロCMソングとして抜擢。

2011年にはニューヨークの中心部でストリートライブを行い、その模様をUstreamで配信。

ニューヨークタイムズ紙には英訳された「福笑い」の歌詞が意見広告として掲載されました。

オノヨーコ以来日本人史上2人目となる快挙を成し遂げた後、鮮烈なデビューを飾った高橋優。

特集ではユーモアかつセンセーショナルな活動が際立つ彼の、今までとこれからを総力特集しているようです。

誌内企画”ファンが語る「記憶に残る高橋優onステージ」”ではファンの声を掲載。

ファンそれぞれの「記憶に残る高橋優のライブ」を特設ページアンケートフォームで募集していました。

高橋優を10年支えてきたファンからすれば、この特集は思い出を振り返るアルバムの様な雑誌になりそうですね。

今回のアルバムタイトルである「STARTING OVER」。

直訳すると「再出発」という意味があります。

秋田出身、大学卒業後は北海道で活動していた高橋優が上京したのが2008年。

「STARTING OVER」発売年の2018年は上京してちょうど10年の節目となります。

先述した2011年のニューヨークでの、日本のセオリーからは一線を画した活動。

2013年には初の武道館公演を行い、2015年にはベストアルバムを発売。

2016年には自主企画のフェスを開催するなど、10年間で精力的な活動を行ってきた高橋優。

上記の内容はアーティストが掲げる夢や目標として良く挙がるものです。

高橋優は上京からの10年間で、その全てを達成してしまったのです。

それはある意味、一般的なアーティストが活動する上でのゴールにたどり着いてしまったとも言えます。

上京から10年。高橋優はこの節目に、自身のゴールを再設定したかったのではないでしょうか。

そして、おそらくその再設定は彼の中で完了しているのでしょう。

また新たな目標と共にこれからの10年を走り出す上で、このアルバムをスタートラインにしたい。

そんな想いを込めて、「STARTING OVER」というタイトルが付けられたと考えます。

さて、「STARTING OVER」のジャケット写真は、高橋優本人のドアップです。

10年という節目、これからの活動に対する意気込みが見えるような力強い顔つきが印象的ですね。

この写真、普通のプロカメラマンに撮影してもらったのであれば、そんな感想で終わりそうです。

しかし、撮影したのは誰もが知っている人物だったのです。

撮影者はリリー・フランキー。

そう「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」で有名なあの人です。

もう肩書が多すぎて「何をやっている人」と明確に表すのは難しいですね。

フォトグラファ―としての一面も持つリリー・フランキー。

実は高橋優と親交が深く、同じギターを使っているなど、共通点も多いそうです。

気の知れたリリー・フランキーだからこそ、本心を隠さず、自然な表情で撮影出来たのでしょう。