ORANGE RANGE至高のバラード「花」
ORANGE RANGEの名前を広めた曲
「花」はORANGE RANGEの8枚目のシングルです。
リリースは2004年10月、オリコン初登場1位であり週間でも1位を獲得、その次週も1位を獲得、3週目は2位になりましたが、4週目は再び1位を獲得しロングヒットとなっています。
「花」はORANGE RANGEの最大のヒットシングル。
オリコン調べでは売り上げ99.9万枚で、わずかにミリオン達成していないものの、日本中にORANGE RANGEの名前を広めました。
2003年にメジャーデビューし、「花」のリリースは1年後の2004年。
沖縄出身のバンドとして話題になっていましたが、国民的なバンドになったのは「花」からの印象が強いですね。
収録曲は「花」、「花想」、「花 original truck」の3曲。
至高のバラード「花」、重くて暗い印象の「花想」、元々はこちらを使用する予定だったという「花 original truck」。
1枚のシングルで、ORANGE RANGEの引き出しの多さを実感できるものとなっていますね。
カラオケで大人気!
「花」は歌詞の良さと歌いやすさから、カラオケで人気の曲となっています。
リリースは2004年ですが、現在でも人気が高く、カラオケランキングではトップ5に入っています。
ORANGE RANGEの曲は何人かで歌うと楽しいという魅力的な特徴がありますが、「花」は1人で熱唱しやすいので、その点にも人気が高い理由がありますね。
また、「花」のリリースは10月ですが、春の曲として人気が高い楽曲。
確かに「花」聴いていると春の曲と言われても納得できます。
春の陽気と、「花」の穏やかで切ない曲は相性が良いんでしょうね。
映画「いま、会いにゆきます」主題歌に起用
映画「いま、会いにゆきます」
映画「いま、会いにゆきます」は、2004年10月に公開された映画です。
主演は竹内結子と中村獅童。
原作は市川拓司の恋愛ファンタジー小説で、小学館より2003年に発売されています。
「いま、会いにゆきます」は映画の公開後ドラマ化もされた人気作。
中村獅童演じる秋穂巧は、1年前に妻である竹内結子演じる秋穂澪を亡くし、息子の秋穂佑司と2人暮らし。
澪は亡くなる前に「1年後、雨の時期に戻ってくるから」と言い残していました。
巧は気になりながらも、息子を気にかけ毎日を過ごします。
そして1年後の雨の日、澪は2人の前に現れますが、記憶を全て失くした状態。
2人はそれでも喜び、3人で再び暮らすことになりますが、次第に澪の正体、記憶を失くしている訳を知ることとなります。
「泣けるレンジ」がキャッチコピー
映画「いま、会いにゆきます」のタイアップであったため、映画の内容に沿うような形で作られた今作。
「泣けるレンジ」をキャッチコピーに、制作が始まりました。
ORANGE RANGEはデビューシングル「キリキリマイ」、「上海ハニー」などテンポが良くライブでは盛り上がるタイプの曲を多く作っていました。
そんな中での、泣ける映画の主題歌に起用され、新しいORANGE RANGEの顔を見せる必要がありました。
「花」は元々はメンバーRyoのソロ曲になる予定だった曲で、作詞をRyo本人がしていました。
しかし、後ろ向きな歌詞になったため、他メンバーにも手伝ってもらい「花」の歌詞が完成しました。
「花」最大の魅力的な歌詞は、こうして生まれたのです。
何故泣ける?歌詞を紐解く
男性目線・女性目線どちらからも見ることのできる歌詞
花びらのように散りゆく中で
夢みたいに 君に出逢えたキセキ
愛し合って ケンカして
色んな壁 二人で乗り越えて
生まれ変わっても あなたのそばで 花になろう
出典: https://twitter.com/biggenerations_/status/922739701882216449
「花」の歌詞では一人称がオレになっているので、目線は男性です。
しかし、サビ部分だけ、Aメロだけなど切り取ってみると、男性女性どちらの目線でも見ることができます。
【散りゆく中で】、これは過ぎゆく日々を表しているのではないでしょうか。
意識する間もなく過ぎていってしまう日々の中で、出逢えたこと自体が奇跡なのです。
生まれ変わっても、またあなたの側にいたい。
かなり一途な歌詞に感じますね。