”ドリカム”の愛称で親しまれている「DREAMS COME TRUE」
アーティストやスポーツ界にもファンが多いドリカム
ヴォーカルの吉田美和、ベースを担当する中村正人の二人で構成されるグループ、DREAMS COME TRUE。
”ドリカム”の愛称で広く親しまれていますね。(以下ドリカムと記載)
吉田美和の圧倒的な歌唱力、切ない歌詞、一つのジャンルに止まらないバリエーション豊かな楽曲が彼らの魅力です。
1990年代の音楽シーンを圧巻、 ミリオンセラーを多発し、 発表する曲全てがヒットすると言っても過言ではない勢いでした。
現在のミュージックシーンにおいて活躍する女性アーティストにも多大な影響を及ぼした存在で、中島美嘉やMISIA、絢香など、 ドリカムに影響されたと公言しているアーティストもかなりの数に上ります。
霊長類最強女子の呼び名で知られる女子レスリングの吉田沙保里、元なでしこジャパンの澤穂希など、スポーツ界にも多くのファンを持っています。
過去にはドリカムの人気が上がれば株価が上昇するという研究まで大和総研によってなされており、その及ぼす影響力はかなり強力、かつ広範囲に及ぶと言えるでしょう。
冬の定番ソング
今回紹介する「WINTER SONG」は、1994年発売。
オリコン週間シングルチャート1位を記録したヒット曲です。
90年代後半は、冬になるとよくこの曲が街中で流れ、冬の風物詩のようなのもでした。
1993年のメグ・ライアン、トム・ハンクス主演の映画「めぐり逢えたら」の日本公開時のオープニングテーマとしても起用されました。
「WINTER SONG」は1990年の曲「雪のクリスマス」の英語バージョン
「WINTER SONG」は、1990年にリリースされた自身の作品「雪のクリスマス」の英語バージョン。
冬の定番ソングとして長年愛され、リリースから16年たった2016年、再録した「雪のクリスマス - VERSION'16 -」がスバルの”インプレッサ”のCMに起用されるなど、根強い人気を誇ります。
日本語でも、英語バージョンとなってもやはり愛され続けるドリカムの曲のパワーに、脱帽ですね。
PVは存在する?
「WINTER SONG」のPVは、残念ながら現在YouTubeなどの動画サイトで視聴できるものはないようです。
とても雰囲気のある曲だけに、残念ですね。
代わりに、2010年のテレビ出演時の映像をご紹介しましょう。
歌詞&和訳を検証
The dusk is gaining ground, lights flicker all around
And as I walk the lonely streets, the snow is falling ever faster
Looking to the sky, I wonder where you are,
The way you came into my life, filling every day with laughter
出典: WINTER SONG/作詞:Miwa Yoshida,Mike Pela 作曲:Miwa Yoshida,Masato Nakamura
【夕日が沈んで、あたりは瞬き始める
人通りがなくなった、寂しい道を歩いてると、雪が激しさを増してくる
空を見上げて、あなたはどこにいるだろうと考えてしまう
あなたに出逢ってからは、毎日が笑いに包まれていたね】
今、”あなた”は”私”私の隣におらず、一人で過ごしているよう。
一人でいても、常に”あなた”のことが頭にある様子が描かれていますね。
毎日を笑いに溢れたものにしてくれた、かけがえのない”あなた”。
Almost blinded by the snowflakes on my face
Despite the chill I feel the warmth of your embrace
Intoxicated now, I stagger like a fool
I feel that surely I could float away…
出典: WINTER SONG/作詞:Miwa Yoshida,Mike Pela 作曲:Miwa Yoshida,Masato Nakamura
降り積もる雪
【何も見えなくする程、降り積もる雪
こんなに凍えるような寒さでも、あなたに抱きしめられている温かさを感じるわ
うっとりしてよろめいたりして、ばかみたい
でも確かに、このまま浮いて飛んでいけるような気がしたの】
そばにいない”あなた”をいつも感じてます。
心はいつも、寄り添っているということでしょう。
でも本当は、一時だって離れていたくはない。
”あなた”のもとに、まるで今降り積もる雪のように身軽になって飛んでいけるような気さえするようです。
とても強い想いを感じますね。