映画とリンクした楽曲

【トラジハイジ/ファンタスティポ】謎の歌詞を解説!映画タイトルでもあるファンタスティポの意味とは?!の画像

映画「ファンタスティポ」の中で制作していく楽曲が、そのままこの「ファンタスティポ」となっています。

そのため、歌詞の内容は映画とかなり密接な関係。

正直なところ、映画の内容がわからないと歌詞の意味も少しわかりづらい点が多々あります。

というわけで、まずはざっと映画のストーリーについてご紹介していきます。

映画のあらすじ

【トラジハイジ/ファンタスティポ】謎の歌詞を解説!映画タイトルでもあるファンタスティポの意味とは?!の画像

登場人物は?

超お金持ち家族の愛や成長を描いた、ホームコメディーです。

この映画でキーマンとなるのは、

鯉之堀金太郎(年商500億円のアルマジロ社・社長であり、自社製品のヒットメーカー。)

鯉之堀トラジ(金太郎の長男で、アルマジロ社の次期社長。)

鯉之堀ハイジ(金太郎の次男で、アルマジロ社の次期専務。)

鯉之堀かほり(鯉之堀家の母。)

マシュウコ(アルマジロ社の広報担当。)

この5人の関係性が映画のポイントとなってきます。

兄弟の成長を描くストーリー

大手企業の社長であった金太郎が、ひょんなことから突然社長を引退。

息子2人に会社を譲ることになります。

いきなり、一会社を背負って立つことになってしまった2人

葛藤や迷いはありながらも、必死に前へ進んでいきます。

そして、この兄弟が会社のCM曲を制作していく中で、

2人の“今まで”を振り返る・・・というストーリーです。

2人が葛藤し、もがき、迷う

コメディながらも、深みのある物語

話の軸となっているのは、トラジ・ハイジの過去。

同じ家庭で育った兄弟の関係性、幼いころに亡くしてしまった母親、

すれ違ってしまう父親の愛情・・・などなど、兄弟の葛藤や迷いを描いたもの。

家族や愛、自由、人生といった“掴みようのない何か”

2人が追求しながら成長していく、という映画です。

2人が協力して前へ進んでゆく

真面目ながらも、ちょっと煮詰まったような兄のトラジ。

大人になってもフラフラする弟のハイジ。

そして、妻に先立たれてしまった父親。

そもそもはこの定職に就かないハイジに、父親は頭を抱えています。

ハイジもその父親との関係に悩み、「自分の存在意義は何なのか?」と葛藤。

また真っ当に人生を歩んできたかのように見えた兄のトラジも、

突然社長という立場になり戸惑いを隠せません。

さらに、父の計らいでふいに登場する広報担当のマシュウコ。

そしてトラジ・ハイジ・マシュウコの3人で会社経営をなんとか進めていきます。

映画と歌詞、どうつながっていく?

2人が抱えるもの

兄のトラジは、堅実に生きてきたにも関わらず、なんとなく思うようにいきません。

さらに、なんだかハイジとマシュウコは良い雰囲気。

そこで少し、一人取り残されたと思うようになります。

また弟のハイジは、早くに亡くなってしまった母親にこだわり続け、

父親の愛情を上手く受け止められないまま。

マシュウコに母親の幻影を求めています。

そろそろ歌詞の話へ