ティーナ・カリーナ関西弁恋唄3部作の1つ「あかん」

ティーナ・カリーナ【あかん】歌詞の意味を解説!「本気になったらあかん」…その理由が切なくて苦しいの画像

今回紹介するのはティーナ・カリーナの「あかん」という楽曲

2013年5月29日にリリースされた自身2枚目のシングルになります。

彼女は2012年から2013年にかけて、「あんた」「あかん」「しもた」という関西弁の恋愛ソングを立て続けにリリース。

使い慣れた言葉だからこその感情の入り方は類を見せず、当時話題を集めていました。

デビューした2012年にはレコード大賞新人賞も受賞しており、まさに時の人といったところ。

それから約3年、作品のリリースは緩やかになり、メディアへの露出も少なくなっていた彼女。

そして2016年、あることをきっかけにヒット曲「あかん」が再び注目される運びとなるのです。

「世界の果てまでイッテQ」で再ブレイク

ティーナ・カリーナ【あかん】歌詞の意味を解説!「本気になったらあかん」…その理由が切なくて苦しいの画像

きっかけは人気番組「世界の果てまでイッテQ」の企画「宮川大輔のお祭り男」のテーマソング候補に選ばれたことでした。

番組内で宮川大輔の楽屋にやって来たティーナが「あかん」を熱唱。

その歌唱力に宮川は言葉を失うほどの様子を見せていました。

イッテQパワーの凄まじさたるや目を見張るものがあり、そこからこの曲が再ブレイク。

Youtube動画もイッテQを見て聴きに来たというコメントで溢れています。

きっかけはラジオから

「あかん」が選ばれたのは、なんでも番組スタッフがたまたまラジオで耳にしたことからだとか。

リリースから3年が経ちメディアに顔を出さなくなったとは言っても、ラジオで流されるなど、根強いファンが居ることを物語っています。

ラジオだからこそ、最新の曲以外にもフォーカス出来る部分もきっとありますよね。

さらにパーソナリティやリクエストした人のオススメの理由なんかも聞けたりします。

こういったことから、ラジオはYoutubeやSpotifyなどとはまた違った魅力を持った情報源だということがわかりますね。

今はスマホなどでも聴けてしまいますし、手軽さも他のサービスと比べて劣りません。

ティーナの表情を真っ直ぐに捉え続けたMV

それではMVをご覧いただきましょう。

作品は映画監督の村松亮太郎、映像ディレクターの邑瀬晃浩がタッグを組んでディレクション。

「ティーナの歌う世界をストレートに見せる」というコンセプトの元制作が行われました。

MVに乗せる歌は、すでにレコーディングされたもの。

撮影中は歌っていなくても成立しますが、この映像は実際に最初から最後まで歌っての撮影が行われたといいます。

その分ティーナの息遣いもリアルに伝わってくるのではないでしょうか。

瞬き一つから伝わる感情移入

窓ガラス越しにぼんやりと映し出された夜景と、歌の世界に入り込むティーナ。

カメラのアングルは終始動くことなく、真っ直ぐに彼女の表情を捉え続けます。

瞬き一つをとっても、曲への感情の入れ込み具合が感じ取れますね。

撮影は前作「あんた」と同じチームで行われたこともあり、本人もリラックスして臨めたとのこと。

関わる人の一人一人や、その環境が彼女の歌を支えていることを物語っています。

楽曲をレビュー

楽曲は王道のバラードアレンジといったところでしょうか。

ピアノやアコースティックギター、ストリングスの音色が壮大に歌を彩ります。

ティーナの歌声も温かな揺らぎを含んでいて染み入るもの。

サビの「あかん」の部分には胸を締め付けられるような想いがします。

何がそんなに「あかん」?歌詞から理由に迫る

息が詰まるほどの感情が込められた「あかん」という言葉。

これは「好きになってはいけない」ということを表していますが、何がそんなにいけないのか。

その理由は歌詞の中に込められていました。

人を好きになる感覚