励ましてくれる人
うまく笑えているかな 鏡の前たしかめるけど
「お前さん 顔をあげなよ 無理しててもさ
似合わないだろう お前に涙なんかは」
出典: うたかた歌 feat.菅田将暉/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
何か辛いことがあり落ち込んでいるのでしょうか。
自分ではどうしようもない壁にぶつかってしまったのかもしれません。
普段から辛いことがあっても何事もなかったかのように笑って過ごしていたのです。
周りに悟られないように、笑顔を見せて明るく振舞っていたのではないでしょうか。
そんな自分の周りへの気遣いに気付いてくれてる人がいるということが読み取れます。
笑顔でいることが時には自分自身を追い込み苦しくなることがあるのでしょう。
1人、周りから気付かれないように涙を流す日があったのかもしれません。
そんな自分に「涙なんて似合わないよ。顔を上げて!」と励ましの言葉をかけてくれます。
何もかもお見通しの存在があることは恥ずかしくもあり敵わない存在です。
鏡に写るもの
鏡に写るのは未来に生きている自分なのではないでしょうか。
いまの自分は色々なことが上手くいっていないのかもしれません。
自分の手に余るような事ばかりが起こると戸惑いうまく立ち回れなくなることもあります。
そんな過去を超えた自分だからこそ教え伝えられるものがあるのです。
僕を導く声
いつも見守ってくれている
どこからともなくあの 人懐っこい声が
聞こえるだろう
出典: うたかた歌 feat.菅田将暉/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
この“声”こそ僕を導いてくれる声なのでしょう。
優しくてどこか懐かしくて涙が出るくらい僕にとって安心できる声が聞えます。
僕が落ち込まないように塞ぎ込んでしまわないように、僕に声をかけ続けてくれるのです。
その声の正体は誰なのでしょうか。
映画のストーリーと照らし合わせるとそれは若かりし頃の妻の声なのです。
夢を見続ける男の側にいることはどれだけ大変なことだったでしょうか。
しかし共に夢を見る喜びに、妻は夫を見捨てることなくずっと寄り添い支え続けるのです。
その声こそが落ち込んだ時の僕の道しるべになっています。
募る想い
失った時間を取り戻すことは出来ないですが、想い続けることは出来ます。
大切な人、その人と共に過ごした時間、場所、その季節や匂いなど忘れられないものもあるでしょう。
時に寂しさから、あの時に戻れたらと思ってしまうこともあると思います。
でも忘れる必要は全くありません。
想い続けるからこそ、思い出の中でいつまでも生き続けるのです。
想い続けられた思い出は色褪せることなく自分の中に残るでしょう。
その思い出があるからこそこれからも幾度となく救われていくのです。