「BLESS」ってどんな曲?

スローテンポのバラードナンバー

L'Arc~en~Ciel【BLESS】歌詞の意味を考察!美しく祝福する言葉が胸に響く…!の画像

「BLESS」はL'Arc~en~Cielシングルとしては久しぶりとなるバラードナンバーです。

ボーカルのhydeの優しいボイスから曲が始まり、徐々に音が広がっていきます。

聴いていると大草原の中にいるような気持ちになり安心感を感じるでしょう。

なんともHYDEの声に包み込まれていくような気持ちになります。

「BLESS」はバンクーバーオリンピック・パラリンピックのNHK放送のテーマソング。

テレビ中継を見ていて、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

オリンピックのテレビ放送テーマソングとしては比較的落ち着いた曲調の「BLESS」。

この様にバラードナンバーの起用は珍しいそうですね。

それでも、今まで頑張ってきた選手たちを称えるにはピッタリの楽曲だと筆者は感じました。

努力を惜しまず、今頑張っている「あなた」に聴いてほしい一曲です。

続けてきた努力は裏切らない

最初はみんな少しずつ歩きだす

遠い地平線へ向かい優しい腕から
ずっと駆けて来たんだね
最初は小さい歩幅で

出典: BLESS/作詞:hyde 作曲:hyde

あなたは今、頑張っていることやずっと続けてきた事はありますか?

これから新しく始める人も、「最初」というのはどんな事も少しずつ進んでゆきます。

始めてからいきなりレベル1から10にはなかなかなれません。

1つ1つ成長していくものではないでしょうか。

今オリンピックに出場しているスポーツ選手や有名な音楽家も始めは小さな一歩からでした。

ちょっとずつ努力を続け、人よりもたくさん努力して誰よりも強く有名になれているわけです。

「あなたが努力し続けてきた事を知っている人は近くにいる」という意味をこの歌詞から感じとることができました。

過去の経験は裏切らない

一つ一つ歩を進め
振り向けば長い足跡
歪んでても真直ぐ
You have come a long way
Everything is for today

出典: BLESS/作詞:hyde 作曲:hyde

最初の一歩はどんなに小さなものでも、無我夢中で歩いていたらその歩数は無限大です。

そして、輝かしい未来はその歩みが積み重なったところにあります。

一気になんて進むことはできません。

確実に一歩ずつ進んでいたら、始めの自分には想像もつかないほど先に進んでいるのかもしれません。

その歩みがたとえ綺麗で平たんな道ではなくても…。

夢の舞台に立てているのなら真っ直ぐに進んできた証拠です。

「あなたは長い道のりを歩んできました。すべて今日の為に。」

という英語の歌詞からわかるように、この歌詞の対象者は今、夢の場所に立っているのでしょう。

NHKのオリンピックテーマソングになっていることから考えると…。

「BLESS」はアスリートに対する曲だと感じられますね。

努力は自分を裏切らない。

そう伝えたいのだとこの歌詞から伝わってきました。

「煌めくもの」は何か

君へと夢は今 目の前で煌めいてる
花弁の舞降るような雪が祝福した

出典: BLESS/作詞:hyde 作曲:hyde

このサビの歌詞からイメージできること。

それはメダルを獲得し表彰台に上っているアスリートです。

アスリートにとって、夢のオリンピックの舞台で更に目標にするものといえばメダルの獲得。

そしてそのメダルを獲得し表彰台に上ることで、目の前の景色が煌めきメダルも輝きます。

そして、「BLESS」がテーマソングとして起用されたバンクーバーオリンピックは冬季オリンピック。

花吹雪に似た感じで雪は舞い落ちます。

喜ばしい瞬間を祝福するかのように雪が舞い始めたのでしょう。

もちろん、メダルを獲得したアスリートだけではなく、そこで努力の成果を見せた方にも同じ事が言えます。

悔しい結果に終わってしまい、悔し涙を流しても支えてきてくれた人は労いの言葉をかけます。

その優しさがアスリートにとっては煌めきに見えることもあるのかもしれません。

そして、憧れの場所に立てた事を誇りに思うでしょう。

そんな瞬間の素晴らしさをこの歌詞から感じとる事ができました。

頑張るすべての人に祝福を

アスリートにとっての葛藤