恋してもいいよ 飾られた私だけど
その奥の姿も 見つけて欲しいんだ

出典: めたもるふぉーかす/作詞:ZAQ 作曲:ZAQ

コスプレイヤーのえなこは「君」に「私を見て」と誘っています。

そしてその次に続くリリックです。

飾られた私とは、コスプレした私を指しているといえましょう。

コスプレで飾った私。

恋してもいい、好きになってくれていいよと誘っています。

ただ、末尾に「だけど」とあります。

こんな私だけど、という意味でしょう。

こんな私とは、コスプレで変身し、本当の姿を見せていないけれどという意味にとれます。

本当の姿を見せていないから、本心が見えないかもだけど、恋していいと誘っているのです。

そして「その奥」とは、コスプレの奥です。

つまり、コスプレの奥にはコスプレに隠れた本当の私がいる。

見せかけのコスプレを好きになって、そしてその奥の本当の私も見つけて欲しいということでしょう。

輝く私の意味を読み解く

フォーカスをあてて

ねぇ フォーカス
もっとこっちを向いてよ

出典: めたもるふぉーかす/作詞:ZAQ 作曲:ZAQ

ご紹介したように「フォーカス」とは焦点を指します。

ただ、ここではこの表現はさらに変化した意味合いのようです。

焦点、つまり注目しピントを合わせるということですから、そのままの意味でしょう。

私にピントを合わせて欲しい。

もっと、こっちを向いてほしいと誘っているのです。

どこかに気を反らすのではなく、もっと私に注目して、見て欲しい。

あなたが楽しめるよう私を魅せるから、もっとこっちを向いてほしい。

そんなえなこの思いが描かれています。

ただの私から変わる

せーのっ 今こそ変わるとき
ただの私から 輝く私へ

出典: めたもるふぉーかす/作詞:ZAQ 作曲:ZAQ

ただの私から変化しようとしています。

えなこはコスプレイヤーです。

愛らしいコスプレ姿は、引き込まれる程の魅力を感じさせ、人気を博しています。

そんなえなこ、ただの私というのは、コスプレ前のことでしょう。

そして「輝く私」というのはコスプレした後のこと。

皆の注目が集まった今こそ、私が変わるタイミングだということです。

今、魅せてあげる。

ただの私から、輝くコスプレイヤーの私へと。

こっちを向いてくれるよう、あなたの見たい私を魅せてあげるから。

そんな表現がされたリリックです。

コスプレの奥にいるのは

フラッシュライト ダイヤモンド
散りばめて きらり きらり
自分を好きになろう

出典: めたもるふぉーかす/作詞:ZAQ 作曲:ZAQ

フラッシュライトやダイヤモンドはキラキラと輝きを放ちます。

その煌めきは、そばにいる人をも輝かせてくれるほど。

コスプレイヤーのえなこは、コスプレすることでキラキラ輝きます。

フラッシュやライト、宝石なども相まって更に輝けるのです。

ただし、これはこの前のリリックも関係しているといえましょう。

ただの私から、輝く私というのが重要です。

ただの私から、輝く私に変化するということは、モチベーションも変化するもの。

例えば、ただの私には自信が持てず、いつもどこか奥手な気持ちにいるとします。

そんな子が、コスプレすることで輝き、自信を持ったとしたら。

それは、自分に自信を持ち「自分を好き」になれるきっかけともなるものです。

えなこは、こうしてコスプレすることで、自分に自信をもって自分を好きになれるのでしょう。

コスプレイヤーとして自分自身に自信をもっているという意味合いにも感じられます。

未来を写してゆく「めたもるふぉーかす」

コスプレイヤーのえなこは、いつもアンテナを張り、社会を見つめています。

何が求められて、何を表現するべきか。

愛らしいその容姿を多くの人に届けるため、求められるものを見据えます。

「めたもるふぉーかす」で表現されているのは、そんなえなこ自身といえましょう。

皆が求めるコスプレイヤーのえなこを表現するから、私にピントを当てて。

でも、ただ単に表現だけを見るのでは寂しい。

その奥の私自身もちゃんと見つめて欲しい。

等身大の私が、等身大でコスプレイヤーとして表現している。

それは今だけでなく、これからも。

「めたもるふぉーかす」は、えなこの未来を描いた楽曲といえましょう。

まとめ

アイドルのようなキュートな容姿。

そして表現するものに合わせて髪色も服装も、目の色も変化させる技術。

コスプレイヤーのえなこは、いつも皆を驚かせてくれます。

まるでアニメの世界が実写になったかのような表現法をもっています。

でも、彼女は生身の人間。

今を生き、今に求められるものを探求しています。

そんな等身大のえなこを描いた「めたもるふぉーかす」。

コスプレイヤー好きではない方にも楽しめる楽曲となっています。

コスプレイヤーだけでなく、音楽は様々なフィールドの世界に住む人も楽しめるもの。

えなこだけでなく、音楽で自身の世界観を表現するアーティストは多く存在しています。

特にこちらの応援ソングは、若者だけでなく幅広い世代の心に届く楽曲としてオススメです。

その特集記事はこちらでご紹介しています。