行動できない<僕>……
風が止んでしまった日は
何故か走りたくなるんだ
僕がどこかへ走らなきゃ
地球が回らなくなるよ
校舎の窓に反射した
空の雲は止まってる
自分の方が動かなきゃ
欲しいものは手に入らない
君はずっと変わらないまま
クラスメイトの1人で
仲悪くなんてないけど
そんなに親しいわけでもない
誰にも相談できずに
遠くから思ってるのに
1年過ぎても全然
僕たちの距離は埋まらない
何か聞こえないか?
恋の足音が
Oh yeah Oh yeah
出典: 春はどこから来るのか?/作詞:秋元 康 作曲:エガワヒロシ
みなさんは「欲しい!」と思うものがあったら自分で行動してゲットするタイプですか?
それとも、ゲットするチャンスが来るのを待っているタイプですか?
<僕>は、心の中では<自分の方が動かなきゃ 欲しいものは手に入らない>と思っています。
だけど、恋の予感を感じる<君>との距離はまったく縮まっていないみたい。
それこそ窓の外に見える動かない雲みたいに、遠くからずっと想いを寄せてきたようです。
春はどこから来るのだろう?
だってね不思議じゃないか
木枯らしに凍えてたのに
ある日突然気づくんだ
通学路の桜の木が
いくつか芽吹いていることに
そういう感じでやってこないかな
僕たちの春
出典: 春はどこから来るのか?/作詞:秋元 康 作曲:エガワヒロシ
四季が巡り、冬が訪れ、春が来る。
考えてみたら「春はどこから来るのか?」って不思議ですよね。
それと同じように、2人の恋がどうやって始まるのか?ってことも不思議。
自然に四季が巡るみたいに、2人の恋がはじまったらいいのにな。
そう思ってしまうのも頷けます。
もう<君>に夢中
風はやがて吹き始めて
なにか思い出したように
裏の団地のベランダで
洗濯物も揺れてる
地球は回っているから
季節はまた巡るだろう
君を何度も好きになって
何度も切なくなるんだ
言葉にしないよ
胸にしまっておく
Oh yeah Oh yeah
出典: 春はどこから来るのか?/作詞:秋元 康 作曲:エガワヒロシ
言葉に出来ない愛情。
甘酸っぱくて切ないですよね。
季節が何度も巡りくるように<君>のことも何度も好きになる。
<僕>は完全に<君>に夢中です。
春はいつごろ来るのだろう?
出来るなら知っておきたいよ
なんにも気づかないなんて
もったいないかもしれないし
そうずっと待ってるだけじゃ
緊張し過ぎてしまうよ
迎えに行って 僕が連れてこようか
遅すぎる春
出典: 春はどこから来るのか?/作詞:秋元 康 作曲:エガワヒロシ
歌詞では「春」という言葉に「恋」という意味合いを含ませています。
<君>との恋はいつはじまるのだろう?
そんな<僕>の恋愛に対する葛藤が、この歌詞から見て取れます。
やっぱり<僕>は、欲しいものに対して積極的に行動したいタイプなんですね。
<迎えに行って 僕が連れてこようか>という歌詞からは、この恋に対してそろそろ行動したい気持ちを感じますから。
制服の肩に
桜の花びらが乗っていた
僕はそっと指でつまみ 君にあげた
春がどこからやってくるか
ついに見つけたよ
出典: 春はどこから来るのか?/作詞:秋元 康 作曲:エガワヒロシ
ほら、<僕>がやっと<君>にアプローチするきっかけを掴めたようですよ。
<春一番>になれるのか?!
恋はどう始まるのだろう?
いつの間に好きになってる
どういうきっかけかなんて
いつだって覚えていないし
少しずつ惹かれてく途中
ちゃんと見ていたかったのに
見上げた桜はいつも満開だよ
気づいたら恋
春はいつごろ来るのだろう?
出来るなら知っておきたいよ
なんにも気づかないなんて
もったいないかもしれないし
そうずっと待ってるだけじゃ
緊張しすぎてしまうよ
迎えに行って僕が連れてこようか
遅すぎる春
春一番だ
出典: 春はどこから来るのか?/作詞:秋元 康 作曲:エガワヒロシ
2人の恋はどうやって始まるのか?
それをじっくり観察しようと思っても、なかなか見ることは出来ません。
ふと見たときには、すでに恋は始まっているから。
それは、いつの間にか満開になってしまう桜の花のように。
はたして<僕>は<君>の<春一番>になれるのか?
この恋、応援したいですね!