PELICAN FANCLUB【Telepath Telepath】MV解説！雪やビーチの意味とは？

雪山の景色を背景にしているときは、北極熊とペンギン。

ビーチの景色を背景にしているときは、カメとワニが登場します。

これらの動物たちは、寒い気候または温暖な気候でしか生きていくことができません。

生まれつきの能力や体質によって住む場所が限定されるのは不幸だという考え方もあるのでしょう。

もっと広い世界で生きていける生き物ならよかった。

そう思っているからなのか、動物たちの目はどこか悲しげに見えます。

限られた場所でしか生きられない動物たち。

しかし、その限られた場所さえ、温暖化や自然災害によって奪われてしまうかもしれません。

もしかしたらある日、突然巨大な隕石が落ちてきて地球ごと粉々に砕けてしまうかも。

未来で何が起こるかなんて分からない。

結局すべての生き物は、運命に従って生きていくしかないのでしょう。

地球と共に滅びる運命ならそれを受け入れるしかない。

いやいや、そんなの絶対に嫌だ！

やっぱり地球以外の星で暮らしたいな……。

なんてMVの北極熊やカメたちが呟いているように見えませんか？

このMVで最も謎なのは、白い玉がいくつも入れられた透明な箱についてです。

この箱はいったい何なのでしょうか？

手回しのハンドルがついていて、そのハンドルを回すと箱の中の白い玉が飛び跳ねる仕掛けになっているよう。

見た目は手回しオルガンと似ていますが、どう考えても音楽は鳴りそうもないですね。

この謎の箱については、MVに登場する意味どころか正体も分かりません。

もしかしたら地球外で見つかった玩具かな？

そんな妄想を広げるしかありませんね。

MVのラストシーンでは、エンドウアンリがその謎の箱の中にすっぽりと入ってしまっています。

透明な箱の中で体育座りをしているエンドウアンリ。

その姿を無音状態で数秒間映してMVは終わります。

最初から最後まで謎に包まれたMVでしたね。

エンドウアンリは箱の中でまた妄想を広げているのでしょうか？

狭い箱の中にいても、もしかしたら心はテレパシーで宇宙中の生命体と繋がっているのかもしれませんね。

『Telepath Telepath』のMVはシュールでありながら妙な説得力がありました。

常識に当てはまらない世界観だからこそ、惹かれるものがあるのでしょう。

言葉を超えた感動を音楽と映像で届けてくれましたね。

PELICAN FANCLUBの独特な世界観が好きな人には以下のバンドもおすすめです。

ポップな雰囲気の中に隠された鋭い感性が魅力のロックバンド・tacica。

彼らが歌う『HALO』という曲について紹介しています。