伝説のロックバンド「GO!GO!7188」

【C7/GO!GO!7188】曲名の由来は○○!なのに曲には使われていない?!歌詞を解説&コード紹介の画像

2000年代の青春時代を彩った3ピースバンド

GO!GO!7188は2000年に楽曲「太陽」でメジャーデビューをした、胸にささる歌詞とロックながら馴染みやすいメロディーが特徴的な3ピースバンドです。

読みは「ごーごーなないちはちはち」。

リスナーに寄り添ったラブソングや、10代〜20代前半に抱える悩みなどを等身大の言葉で綴った歌詞に共感し、彼らの曲を聴きながら青春時代を過ごしたという人も多いのではないでしょうか

ベースギタードラムの3ピースで、女性2名、男性1名という構成ながら、きちんと厚みを感じるサウンドが印象的。今でも彼らの楽曲をコピーする学生バンドは多くいます。

女性がギターベースを担当しているからと、彼らの音楽をなめてはいけません。

メジャーデビューを飾ったシングル「太陽」では、サビの後のギターソロのかっこよさに多くの人が驚いたことでしょう。

2012年に突然の解散発表

【C7/GO!GO!7188】曲名の由来は○○!なのに曲には使われていない?!歌詞を解説&コード紹介の画像

ギターボーカル中島優美の脱退による解散

そんなGO!GO!7188ですが、2012年の12月、突然公式サイトにて解散が発表されます。

理由は、ギターボーカルを務めていた中島優美(ユウ)の脱退。

解散後も各メンバーは精力的に音楽活動を続けているようですが、もう彼ら3人がそろってあのキャッチーなパンクサウンドを奏でることはありません。

「C7」はどんな曲?

【C7/GO!GO!7188】曲名の由来は○○!なのに曲には使われていない?!歌詞を解説&コード紹介の画像

切ない恋模様を描いたロックナンバー

さて、彼らが発表した楽曲の一つが「C7」。メジャーデビューの翌年である2001年にリリースされた楽曲です。

GO!GO!7188にしては、わりとゆったりとしたドラムの刻みが特徴的なナンバー。

これを聴いてGO!GO!7188に興味を持ち始めたという人も多くいるようで、今なお広く知られる名曲と言えるでしょう。

「C7」は、なんだかもどかしい青春時代の恋愛模様を歌った楽曲で、その歌詞が多くの女性から共感を呼びました。早速楽曲の歌詞をみていきましょう。

歌詞に込められた意味とは

心 配 なのは あ なたのこ と忘れ そうな こと
Am E F C Am E F C
不 安 なのは こん な日々に も慣れそ うな こと
Am E F C Am E F C
1つ だけわか ったこと あた しは 強 い
Am E F C Am E F C
1人 にな った 時 実 感す る
Am E F C Am E F

出典: C7/作詞:浜田亜紀子 作曲:中島優美

歌い出し、シンプルなベースドラムの運びに乗せて歌われる歌詞は、一人の女性の心情を描いています。

恋人でしょうか、彼と会えない日々が続き、それが日常になってしまうことへの恐怖と、彼がいなくても自分は平然と生きれてしまうことを実感しています

おそらく彼女は大学生か、20代前半の女性でしょう。

大好きな彼が隣にいないとダメだと思っていたのに、自分でも気づかぬうちに彼女の中で恋人の存在が薄れていってしまう。

その事実に恐怖を感じていることがわかります。

心 配 なのは ずっと一 緒に居す ぎるこ と
Am E F C Am E F C
不 安 なの は こん な日々に も慣れそ うな こと
Am E F C Am E F C
1つ だけ 思い知っ たこと あた しは 弱 い
Am E F C Am E F C
1人 にな った 時 実 感す る
Am E F C Am E F

出典: C7/作詞:浜田亜紀子 作曲:中島優美

対して、常に彼と一緒にいることにも不安を感じてしまう心情も歌っています。

恋をしたことがある人なら分かるはず。

ずっと会えない日々が続くとなんだか一人でいることが平気になってしまうし、ずっと一緒にいるとそれが当たり前になり、一人の時間が辛くなってしまう。

そんな自分の不安定さに嫌気がさしてしまうことも、よくありますよね。

どうかこの夜 が 朝にな らない で
G C F G C
強く 思うほ ど 願うほ ど
F G C F G
赤い 秒針 は そんな あたし を嘲 笑っ て
C G Am Em F G C G
こ の時 間を 吸いと ってい くだ け
C G Am E F G F

出典: C7/作詞:浜田亜紀子 作曲:中島優美

サビの部分、追いかけるコーラスとハモりのメロディーが印象深く耳に残ります。

「どうかこの夜が朝にならないで」。

「朝がくる」ことは往々にして「新しい1日が始まる」「明るい未来が待っている」といったプラスの意味合いでとられることが多いですが、ここではマイナスの意味に感じられます。

おそらく、彼といる時間が朝になると終わってしまうのでしょう。

1人になると自分が弱いことを知ってしまうから、自分の弱さに気づかなくていいよう、朝が来ないでほしいと願っているのです。

赤と青のコントラスト