笑顔が痛みへと変わる
時は試練だけ残し
傷つき強くなるけど
忘れはしないよ 君の痛み
そうさ 真実の僕を
気づかせてくれたのは
君の笑顔だけだったから
出典: solitude ~真実のサヨナラ~/作詞:K.Dino 作曲:K.Dino
サビ部分にあたる歌詞です。
別れを「試練」だと表現する彼は、それでも「強くなる」という前向きな言葉を伝えています。
「君の笑顔」は主人公にとって「痛み」へと変わっていきますが、それでも忘れたくないもの。
また、ここでの「真実」は、曲タイトルと同じように「本当(ほんとう)」と歌われます。
君との日々によって、彼は本当の自分に出会うことが出来ました。
人との付き合いは、自分をそれまでより大きく成長させてくれるもので、こちらではそんな彼の想いが綴られています。
回想によって見える彼の後悔
知らず知らずに見下したり
わざとケンカしたり
そんなやり方で存在を
感じあっていたよね
出典: solitude ~真実のサヨナラ~/作詞:K.Dino 作曲:K.Dino
2コーラス目、Aメロの歌詞から見えるのは二人の関係です。
言葉の内容からは、少し幼稚で恋愛に不慣れな彼らの姿を感じ取ることができます。
お互いの稚拙さをぶつけ合うように時を重ねた彼ら。
そんな日々を惜しいと感じているような、主人公の後悔がこの言葉の裏にはあるのでしょうか。
自分を高めてくれる存在
めぐりかわる季節の中
冷たい風が ほほをかすめ
何処へ向かうのと
ささやいてる
そうさ 真実の僕に
気づいてくれていたのは
君の涙だけだったから
出典: solitude ~真実のサヨナラ~/作詞:K.Dino 作曲:K.Dino
こちらでは、1コーラス目に比べて「君」が「気づいてくれていた」という表現に変えられています。
自分でもわかっていなかった「本当の自分」を知っていた君。
そんなパートナーは、自分でさえ想像できなかった場所へ彼を導いてくれるような存在だったのでしょう。
ありのままの自分
いつかまた出会うための
サヨナラを告げたくて
夜空の星たちに手をのばした
やがて来る未来に
素直な自分をさらけだそう
優しい光を信じて
出典: solitude ~真実のサヨナラ~/作詞:K.Dino 作曲:K.Dino
「サヨナラ」は、成長した自分をいつか見せるための約束を意味するもの。
主人公は新しい自分に出会うため、次なる一歩を踏み出します。
「素直な自分」は二人の日々を通して得たもので、ここまでの「真実の僕」にもつながる言葉です。
次の恋愛では、飾らない自分をありのままに表現することができる。
そんな彼の誓いのようなメッセージが、歌詞の締めくくりとして綴られています。
光一くんの「職人」としての顔
剛くんがソロでの音楽活動を活発に行う中で、光一くんのソロ活動として思い出されるのは舞台「SHOCK」です。
これだけを考えると、「光一くんってそこまで音楽に熱意を持っていないの?」と思ってしまいがちですがそんなことはありません。
もちろんこれまでにもソロでの音楽活動を行っていて、シングル、アルバム共にリリースしています。
中でも作曲に対する熱意は相当なもの。
ソロとして、そしてKinKi Kidsとして、さらには後輩グループへも数多くの曲を提供しています。
剛くんに比べてギターを抱える姿をあまり見かけない光一くんですが、実はそんな職人的な一面もあるのです。
作り上げる作品も「銀色暗号」のような切ない曲から「Peaceful World」のような壮大な曲までさまざま。
歌やダンスで舞台に立ちながら、同時に制作までこなす姿は一流のエンターテイナーそのものです。
作詞が苦手な光一くん
反面で作詞は苦手だと本人も度々公言しています。
本人の言葉を借りるなら「作詞の才能が無い」とのこと(笑)。
もちろん本曲「solitude ~真実のサヨナラ~」のように、光一くんによって書かれた歌詞は沢山存在しています。
それでも作曲ほど活発ではなく、新しい歌詞の発表は数年前より停滞気味です。
おすすめ自作曲
既に述べたように、アイドルでありながら自分達でも沢山の曲を作詞・作曲してきたKinKi Kids。
そんな視点から、彼らの作品を味わうのも楽しみ方の一つといえるでしょう。
特にアルバムの中には、毎回様々な形で自作曲が収録されています。
こちらでは、そんな彼ら自身の手によって作られた楽曲の中でお勧めのものをいくつかご紹介します。