ギター、コーラス、ボーカル、本名長岡亮介こと浮雲。
ペトロールズのボーカル&ギターを担当するフロントマンであり、最近じわじわとその人気を全国区のものとし始めているイケメンギタリストです。
伊澤一葉
そしてキーボード、ギターを担当する伊澤一葉。
現在はthe HIATUSのキーボディストとしても知られていますね。
旧メンバー
また実は、東京事変は結成時にはこの5人のメンバーではありませんでした。
元々ギター、コーラスを担当していたのは晝海幹音(ひらまみきお)。
そしてキーボードはH是都M(えいちぜっとえむ)です。
東京事変以外にも、様々な場面でそれぞれミュージシャンとして活躍していたこの2人。
アルバム「教育」を最後に、同時期に彼らは脱退した形となっています。
落日
さて、そんな東京事変の5人による楽曲で今回ご紹介するのは「落日」。
東京事変ファンにとっては、知る人ぞ知る名曲とも呼べるのではないかと思います。
物悲しくも切ないピアノの音色から始まる、バラードナンバーとなるこの曲。
胸を打つような椎名林檎の歌声に、思わず涙がこぼれるほど感動した方もきっと多いのではないでしょうか。
2005年にリリースされた3枚目のシングル、「修羅場」のカップリング曲として収録されたナンバー。
修羅場
このシングルの表題曲であり、ドラマ『木曜劇場・大奥~華の乱~』の主題歌。
打ち込みアレンジにより、ダンスナンバーにも聞こえる不思議な1曲。
不気味なまでに真っ白に染め上げられた世界が映し出されたPVにも注目。
後半に登場する、印象的な血の赤色のゾッとするような発色は、曲のおどろおどろしさともリンクします。
歌詞
この曲が生まれた時期、東京事変は過渡期を迎えていました。
前述の旧メンバーのふたり晝海幹音(ギター、コーラス)、H是都M(キーボード)が脱退をしたのです。
そのことから、この楽曲は別れの悲しみを歌った曲であると言われることが多いみたいですね。
君は産まれ僕に出会い春を憂い秋を見た 記憶を辿る過程であどけない君の写真に
認めたのは僕が所詮季節すら知らない事 現在では声を失くした君だけが映す月花
出典: http://j-lyric.net/artist/a000682/l00ac69.html
「産まれる」という言葉を使っていることに、少し違和感があります。
この曲がもし、メンバーの離脱や恋人との別れを歌う曲であるならば、あえてこの字は使わないかなあと思ってしまいます。
それではもっと小さな、例えば子どもの曲ではないでしょうか。
一人称が「僕」ですから男性、父親でしょうか。
「あどけない君の写真」も、お子さんのことであれば説明がつきますね。
ですが、どうやら「僕」は今記憶を辿りながら「君」のことを思い出しているようです。
さらに続く歌詞の「声を失くした」が不穏ですね。
写真であるから言葉を発さないのか、それとも…?
今ではもう声を発する事ができない状態、ということを示しているのでしょうか。
「当てにならないことばかり」って 嘆いたこの舌の根でさえも
乾く前に期待を仄めかす
まるで手応えの得られぬ夜 また一つ小さく冷えていく生命を抱いた
出典: http://j-lyric.net/artist/a000682/l00ac69.html