水曜日のカンパネラ

【松尾芭蕉/水曜日のカンパネラ】○○とのコラボ曲?!体験から生まれた歌詞の意味に迫る!MVあり♪の画像

インディーズシーンで大きな話題を集め、メジャーデビューしてからも活躍し続ける水曜日のカンパネラ

その名前のインパクトからして、何か他と違うものを感じさせてくれますよね。

水曜日のカンパネラは、ライブMVにはコムアイしか登場しないのでソロなのかと思う方もいるかと思いますが、実はユニット。

何でもコムアイ以外の二人の男性メンバーは、他のアーティストで女性と男性のペアというスタイルで登場するのを見た時に、男性は邪魔だと思ったのだとか。

どうなんでしょう。男性目線で見れば、そういうものなんでしょうか。

女性の皆さんは、どう思われますか?

結果として、コムアイの個性もあって、水曜日のカンパネラは今のスタイルがいいということに落ち着いたんでしょうね。

でも、他の二人とパフォーマンスする姿もいつかは見てみたいと思います。

「松尾芭蕉」

プリウスのキャンペーンソング!

今回ご紹介する「松尾芭蕉」は、ハイブリッドカーの先駆けとしてお馴染み、トヨタのプリウスのキャンペーンの為に制作されました。

ところで何でトヨタの車のCMが、俳諧師の松尾芭蕉なんでしょうか。

この曲を制作するにあたって、プリウスに試乗したというメンバーは、あまりに静かな乗り心地に侘び・寂びを感じたからだとか。

なんか、いろいろ突っ込みたくなってしまうのは、私だけでしょうか。

まず、車の乗り心地に、侘び・寂びを感じる。とても現代人とは思えません。やはり、アーティストならではの感性なのでしょう。

そして侘び・寂びといえば、もちろん松尾芭蕉もそうですが、茶の湯で有名な小林一茶では駄目だったんでしょうか……?

ここは、日本語という言葉を操るアーティストとして共通するということで、松尾芭蕉が選ばれたのでしょうか。

是非本人たちに、一度聞いてみたいところです。

MVはコチラ!

相変わらずの水曜日のカンパネラワールド。

水槽仕立てのデコトラが出てきたりと、やっぱり謎です。

このMVでも、侘び・寂びを表現しているのでしょうか……?どうなんだろう?

でも中毒性のある独特の世界には、魅了されてしまいますね。

鮮やかな色使い、不思議な世界……。

この水曜日のカンパネラワールドがたまらない、という方も多いようです。

「松尾芭蕉」の不思議な歌詞に注目

ではここからは、「松尾芭蕉」の歌詞を見ていきましょう。

突然バナナ……?

運転席 (うんてーせー)
助手席 (しゅーせー)
シートに腰掛け

後部座席 (こざせー)
安全性 (んぜせー)
曾良乗せ (そのせー)
夢乗せ (ゆのせー)

江戸、旅立ち
いつもの角を曲がったらそこに
笑ってる道祖神が手招き
未知なる道行く松尾を待つ
高尚な場所
日光 黒羽 殺生石
雲巌 光明寺
庭に 植えて きたのはバナナの木

出典: 水曜日のカンパネラ/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ

見事な韻の踏ませ方ですね。

車といえば、旅行をイメージしますよね。

そのイメージと、”野ざらし紀行”の旅や、”おくのほそ道”での旅のイメージが強い松尾芭蕉をリンクさせているようですね。

おくのほそ道で訪れた歌枕が、ここにも登場しています。

そして突然現れる、バナナ。

えっ、何でここでバナナ?と思われる方も少なくないでしょう。

バナナを日本語で言うと、芭蕉。

そうです、松尾芭蕉の”芭蕉”です。

そこにかけているんでしょうね。

しかし、”松尾バナナ”かと思うと、なんだかちょっと……。

凸凹道から奥の細道までスイスイ
侘び & さび & 燃 & 費
しをり・ほそみ・かろみ
言葉選び
つむぐ575
最小で最大生む
それがはせを(芭蕉)俳句ブリッド

蛙飛ぶイメージイメージで
古池にダイブダイブして
蛙飛ぶイメージイメージで
古池にダイブダイブ

出典: 水曜日のカンパネラ/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ

なんという絶妙な絡ませ方。

凸凹道も当然、静かに快適に走るプリウス。

確かに奥の細道の旅路も低燃費でスイスイでしょう。

ここにある凸凹道と、奥の細道が実際に繋がっている道としてではなく、松尾芭蕉の生きた時代とプリウスの走る今をつなげてくれるような不思議な感覚をもたらしています。

そして俳諧は、5・7・5という、たった17文字で季節感や心情、風景を表す文学。

如何に少ない言葉で多くのことを言い表せるか、という芸術です。

それを少ない燃費で走る、ハイブリットと俳句ブリット。

落語家や芸人も真っ青の洒落のセンスだと思いませんか?

きっと、松尾芭蕉も感動してくれるのではないでしょうか。

松尾芭蕉とプリウスの見事なコラボ!

奥の (おくのー)
細道 (そーみー)
走れ
松尾芭蕉

奥の (おくのー)
細道 (そーみー)
忍者説 (にんじゃせー)
隠密説 (おみせー)

滑らかな走り出しとKSK
カラーマルチインフォメーションディスプレイ
ダブルウィッシュボーン式サスペンション
CD値
ニューグローバルアーキティクチャー
TNGA

SRSエアバック 助手席
サイドエアバック
前後席カーテンシールド
リクライニングシート
コンソールボックス カップホルダー2個つき
廃棄熱回収器

出典: 水曜日のカンパネラ/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ