春が来たことに気が付いた主人公に、爽やかな風が吹きます。

しかし吹っ切れない彼女は、この風にのって彼のもとへと飛んでいきたい!と思うのです。

少し忘れることができれば楽になるのに、全てが彼につながってしまう。

すごく切ないですが、それが遠距離恋愛なのかもしれません。

現実を忘れるように、ヘッドフォンのボリュームを大にしてしまう彼女。

彼女が見たのは学生時代の自分と彼。

しかし目が覚めて感じたのはでした。

風を感じたということは、夜見る夢ではなく白昼夢だったのかもしれません。

ついに白昼夢を見るまでに!

彼への揺るぎない想いが伝わってきます。

離れていてもつながる気持ちにキュン

2番に入っても離れた彼への想いは止まることはありません。

離れているからこそ想いが膨らんでしまうことはよくあること。

どのように彼への想いが綴られていくのか、2番の歌詞を見ていきましょう!

女子の"あるある"を歌った歌詞に共感

「久しぶりだね。そっちの街はどう?友達はどう?」 「淋しいよ…」
気になって 送るよ 大好きな人へメッセージ

出典: glowly days/作詞:Kana Nishino 作曲:Marimo Wamoto

ストレートなメッセージに心が熱くなります。

大好きな人へはちょくちょくメッセージを送ってしまうもの。

迷惑かもしれないけれど、会いたいという気持ちが膨れ上がりつい多めに送ってしまうのです。

よく分かると共感できる女子も多いことでしょう。

西野カナさんの女性目線の歌詞のセンスは、初期の頃から変わっていないようです。

前に進みたい

Blow!風に流れ 誰かの影に 隠れていたのならば
この先ずっと理由探して ふぞろいのまま躊躇う一歩
ぼやけてしまうday after day 踏み出して

出典: glowly days/作詞:Kana Nishino 作曲:Marimo Wamoto

ストレートな歌詞が多い中、この部分だけは意味がはっきりとは理解できません。

誰かの影に隠れているとは一体どういう意味なのでしょうか?

唯一分かることは、主人公は何かしらはっきりさせたいことがあるということ。

このままではいけない、なんとか前に進もうという気持ちがあるようです。

そして主人公は前に進むのです。

前向きでガーリーな歌詞に応援される

離れた人に伝えたいメッセージとは何なのでしょうか?

もしかしたら、自分と同じように寂しい思いをしている彼に、頑張れと伝えたいのではないでしょうか?

その辺のところも含め、最後まで歌詞を紐解いてみましょう。

応援のメッセージは誰のため?

Cheer up! Try. your. best. 負けないで!

出典: glowly days/作詞:Kana Nishino 作曲:Marimo Wamoto

ここで突然応援のメッセージが入ります。

頑張れ!負けるな!というのです。

これは誰に向かって言っている言葉なのでしょうか?

今までが自分の遠距離恋愛について語っていたので、自分自身に言っているというのが最も有力な解釈です。

しかし自分と同じように遠距離恋愛をしている彼に向かって言っているという解釈もあります。

さらにはこの曲を聴いている人全てへのメッセージととらえることもできます。

真意がどうなのかは知る由がありません。

しかしこの曲を聴くと、西野カナさんに頑張れ!と背中を押してもらっているような気分になれるのです。

いつも明るく元気なイメージのある西野カナさん。

初期の頃は、さらに元気の良い雰囲気ですね。

そんな西野カナさんに応援のフレーズを歌われたら元気が出るのも当然のことかもしれません。

夢のような日々を胸に

Blow more!Blow!
風に抱かれ キミのもとへ 吹いていけたらいいのにね。
名前をつぶやいた ひらひら揺れた 教室の窓
キミと見た桜 Dream glowly days
咲いていたから 目覚めよう

出典: glowly days/作詞:Kana Nishino 作曲:Marimo Wamoto

元気をくれた彼女は、どんどん風が強くなることを望んでいるようです。

私たちの心を前に向かって押してくれるような風。

そのまま解釈すると、彼に向って吹いている風ですが、それは私たちの背中を押してくれている風かな?

という解釈をすることもできます。

主人公が想いを寄せる彼とは、桜を一緒に見たことがあるようです。

春といえば出会いの季節。

桜を見ながら2人は何を想っていたのでしょうね。

そしてついに歌詞がタイトルへと結びつきます。

桜を見ながら彼と過ごした時間こそ「glowly days」

キラキラと輝く季節を彼女は決して忘れることはないでしょう。

この先ずっと忘れたくない素敵な思い出。

2人は美しい時間を過ごしてきたに違いありません。

それはきっと夢のような日々だったのでしょう。

その思い出が、彼女が前に進むポジティブな力に変わります。

そして同じ桜が咲いているから、今日もまた頑張れるのです。

主人公の彼女は、2人で過ごした楽しかった思い出を胸に、また歩み出します。