朽ちることのない名曲「夢幻クライマックス」
モーニング娘。や、アンジュルムなど、実力も華もどちらも兼ね備えたグループが揃うハロー!プロジェクト。
その中でも圧倒的に美しくバランスの良い実力のある5人組グループがいます。
彼女たち5人組の名前は「℃-ute」。
常に全盛期を更新し続けてきた「℃-ute」ですが、惜しまれながらも2017年に実力やビジュアルともに最高の状態のまま解散しました。
そんな彼女たちの解散発表後の通算30枚目のシングル曲「夢幻クライマックス」。
クラシック調でありながらも、ストーリーが進んでいくように盛り上がっていくこの楽曲。
嵐のように、それでいて粛然たる雰囲気すら感じるよう。
しかし荒々しく世界を掻き立てるように始まる前奏と、曲中のストリングスの音色に高揚感を掻き立てられます。
気持ちのいいスピード感も張り詰めた空気も、どちらも決して緩まることのない彼女たちのボーカルと美しい音楽に一気に引き込まれます。
曲の構成には、ショパンの『革命のエチュード』や、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番『月光』などのクラシック音楽が引用されているのが特徴。
美しさや激しさ、力強さ、更には根底に潜むあらゆる思いやパワーを感じる一曲となっています。
「夢幻クライマックス」の収録シングル
結成から11年目の記念すべき通算30枚目のシングル収録曲はこちらです。
Disc:1
1. 夢幻クライマックス
2. 愛はまるで静電気
3. Singing~あの頃のように~
4. 夢幻クライマックス【instrumental】
5. 愛はまるで静電気【instrumental】
6. Singing~あの頃のように~【instrumental】
出典: 夢幻クライマックス/℃-ute
作詞・作曲を担当したのは「大森靖子」さん
自他共に認める熱狂的なハロヲタである彼女
この「夢幻クライマックス」の作詞・作曲を担当したのは、「大森靖子」さん。
ハロー!プロジェクトのファンであれば一度は名前を聞いたことがある、若しくはご存知といったところではないでしょうか。
彼女は自他ともに認める熱狂的なハロヲタ(ハロー!プロジェクトのファンの総称)であり、この楽曲へも滾るような熱を感じます。
ハロプロの生みの親であるつんく♂さんの作詞・作曲が好まれている中でも、この楽曲は℃-uteの魅力とポテンシャル、グループとしての良さを引き出していると話題に!
話題になったのはそれだけではありません。
タイトルでも述べた「歌詞」が話題になりました。
「女性」の視点から見る彼女たちの姿
こちらが「夢幻クライマックス」のMVです。
大森さんは強く美しい彼女たちがより映える曲を作りたいと述べているのですが、まさに「絶対無双のかっこいい」℃-uteがそこにはいます。
鋭くも艶やかなスピード感のある気持ちの良いダンス
良く似合う煌びやかな衣装
凛とした空気を縁取る彩度の低いシックな朱いルージュ
そして豪華絢爛なMVのセットや装飾
それらが彼女たちの作り上げる他を圧倒する雰囲気にあまりにもマッチしているMVが印象的です。
彼女たちにしか歌うことのできない、℃-uteの5人とハロプロを愛している大森さんとのコラボだからこその作り上げられたこの楽曲!
そんな楽曲に綴られたと彼女たちの「名前」。
どんな意味がありこのような歌詞が作られたのでしょうか。
実は大森さんは曲を作り終えた後に、℃-uteの解散解散の旨を知ったそう。
解散が決まってからも成長し続けられるような歌詞にしなければ、と思い歌詞を書き直したのだそうです。
この曲は「解散」を意識した曲であるということ、そして℃-uteである彼女たちのことを歌った曲であると、そう考えられます。